水沢 透 2020-11-14 22:37:24 |
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頼られるなんて面倒なだけだけどなぁ…。
(嫌いじゃないという言葉は何よりも彼らしいなと思いつつ自分に置き換えてはやはり面倒くさいと感じそうだとポツリ呟いて、それでも対象次第で気持ちも変わることにはまだ無意識の中で気づいておらず。「いやいや聞いたからには俺がプレゼントしてやる!……あ、いい!俺はいいから!」素直に頷く相手に焦ったように声をあげれば突然申し訳なさが込み上げてきてワタワタと否定をし、そうこう話しているうちにあっという間に駅まで来れば慣れた足取りで電車に乗り込み最寄り駅まで他愛ない話を続けて、電車を降り改札を潜ればいつものように相手に挨拶をして「んじゃまた明日な、お疲れ~。」軽く手を掲げるなりに相手の向かう改札とは反対側に歩を進めて別れ)
(思わぬクリスマス談義でワクワクしながらもプレゼント用意しておかないとと頭の隅で。翌日も何事もなく通常通り出勤し昼休憩を終えての午後しばらくしてから、現在自分が請け負っているクライアントからのメールに気づき目を通せば身を乗り出して「……え、なに?」内容を読み進めていくと想定しない文言に一気に心拍数が上がり目を丸くして事態を理解しようと過去のメールをチェックしているところで突然大きな声で自分の名前を呼ばれればビクッと肩を揺らして立ち上がり、今までにない剣幕で上司に名指しされたことでそれが何を意味しているのか一瞬で悟り辺りの視線を痛いほど浴びながら上司の元へと向かえば案の定クライアントからのクレームが入った件について問い質され此方も何のことかさっぱり理解できず弁論するも言い訳にしかならないそれは更に上司の怒りを買って「すいません、すぐ問い合わせて確認します。」自分では珍しく多大な失態を犯しここまで焦り冷や汗をかくなど入社以来初ではないかと思うほど困り焦った表情のまま自席に戻るなり担当に電話をかけて精一杯の謝罪をした後変更の内容を直接電話したと伺えばそんなことは言付かっていないと困惑しつつも取り敢えず急いで修正することで許しをもらい電話を切ればパソコンに向かって作業を始め「くそ、誰だよ電話受けたの…!」作業しながらも思わず愚痴を漏らして急ぎ修正をかけ)
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