水沢 透 2020-11-14 22:37:24 |
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みっ…、味噌汁…
(ソファへと座りこむ様子にこちらの押し勝ちかと思いきやまさかの要求にヒクッと頬が吊り上がり、こいつは素になると面倒くさい人間になるのか…とかつての彼が色濃く脳内に焼き付いている為その裏表の裏世界に引き込まれているようで)
わかったよ。ちょっと待ってろ、今作ってきてやるから。
(勝手知らぬ相手の家のキッチンで暫し辺りを見渡しながら、冷蔵庫を空けて必要な食材を手に取り不器用にも調理を始め。あっ!うぉ!など妙な声を上げなら、きっと水沢が作る方がよっぽど早かったであろう時間をかけて、「よしっ」と味を確認しては完成の言葉を述べ、見つけ出したトレーに作った物を乗せてテーブルまで運び)
…お待たせ。ある物勝手に使わせてもらった。…どうぞ。
(玉子粥の入った小鍋の蓋を開け、歪で大きさの不揃いな豆腐がぼてっと入ったお味噌汁をだし。お粥だけは作り方を知っていた為なんとかなったが、普段料理などしないので味噌汁は簡単と言えど作ったことがなく果たしてこれで大丈夫なのか不安があり、床に正座をして膝に手をつき不慣れな事をしている自分が徐々に恥ずかしくなってきて俯きながら提供し)
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