穏やかな同僚の秘密（〆）

最初から戦うつもりなかったけどな…。うげっ…マジか…、そういうパターンもあんのかよ。完全にバッドエンドコースじゃん。
(新たに聞かされる可能性にはそれこそ顔をしかめて絶対そうなりたくないコースだと想像しては首を横に振ってかき消して、またプレイするかと言われればやらない自信はあるが最初にしてハッピーエンドコースを辿れた自分は先行き明るいなとなんだかんだ楽しんで相手も満足そうな様子にはにへらっと笑みを溢すも、「そういえば今何時？…やべ、そろそろ帰るわ。あまり長居しても悪いし。」ふと忘れていた時間を気にしては時計が22時を回っていて少々慌てるように告げると上着や鞄を手にして「飯ご馳走さま、いろいろ楽しかったよ。」ここへ来てからの出来事を脳内で再生しては突然ゲーム中の相手の幽霊談話が蘇ってしまい、ハッとした表情をすると身を固くして「………タクろうかな…」10分程の距離も恐怖が拭えず小さくぼやいて冷や汗を垂らし)