穏やかな同僚の秘密（〆）

やっば…何これ、店の弁当かよ…
(お昼で賑わうラウンジで一人テーブル席で弁当を広げると蓋を開けて見るなり固まってポツリと呟いて感嘆の息を漏らし、箸を手にいただきますと丁寧に言うと楽しみにしていた生姜焼きを口に運んで「んーっ！うまっ」至福の表情で言うとテンポ良く箸を進めて。普段お店で買う弁当だとこうはならないのにやはり手作りで自分の為にとなると味も喜びも一塩で。急いで食べたつもりはないがいつの間にか空になる弁当箱に少し寂しさを覚えるも空腹は満たされて「ごちそうさま。ありがとう」水沢への感謝の意を込めて手を合わせ、暫く食休みした後フロアへ戻ってくると自席にいる相手に自然と目線をやり相変わらず仕事熱心だなぁと思いながらランチバッグを席の足下に置いて、席に着くなり「美味かった。マジで」と相手にメッセージを送り業務を再開して)

(/なんだか同じフロアにいるのに影でメッセージ送りあってるの萌える…笑。　あ、了解です！水沢を救出します！　あの、仕事は男性はみんなスーツですか？それとも私服の人もいるんですかね？)