魔王 2020-11-10 20:05:51 |
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まったく、頼んでもいないことを……
(相手の自室は魔王らしく禍々しいものに溢れていた、なんていうこともなく、この時代においてごくごく一般的な部類の部屋だった。連れられるままベッドに座らされ、バスタオルも取られてしまうと、有無を言う前に魔王は目の前からいなくなってしまう。タオルで髪を優しく拭かれると、まるでマッサージを受けているような心地だ。そもそもレジスタンスとして活動を始めてからはゆっくりと風呂に入る、ということも珍しくて暖かい風呂も、誰かに神を拭いてもらうということも遠い記憶にしかない。最初は強引な相手に対して険しい顔を浮かべていたものの、髪を拭かれるごとにトゲトゲしさは取れていき、気持ちよさそうな緩んだ顔になってしまっていて)
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