魔王 2020-11-10 20:05:51 |
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っ、!!……、帰れなくなるだろ…
(元の位置に戻った相手の顔を見て息を飲む。そこにはおおよそファーストフード店ではしない表情を携えた相手がいた。こちらに夢中になるかのような心奪われた者の顔、先程の舌先の感覚と相まって体はつい数時間前の衝動を一気に呼び起こす。心臓がポンプの如く動いて熱い血が全身へ駆け抜けたのを感じた。息継ぎをしようと酸素を求めるが吐き出そうとする息は熱すぎて、学生で賑わうこの場所には相応しくない色をしている。熱を飲み込むように唾を一緒に飲みこむ、その代償に呼吸は不規則になってしまって、短い息を繰り返しながらなんとか平静を保つだけの空気を確保していた。相手と言えば呑気に、そしてこちらを煽るように2人だけに分かる言葉で語りかけてくる。それだけでもまた熱が滾ってしまいそうだ。このまま体を昂らせ熱を持ってしまえば周囲に様子がおかしいと疑われるのも時間の問題、そもそもこの体では立ち上がることができなくなっしまう。こちらを見つめるその双眼を睨みつけつつも、その中にある熱は隠しきれていなくて)
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