魔王 2020-11-10 20:05:51 |
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そうだな、この写真のような風景を懐かしいと思うようになったら俺もこの時代に馴染んだと言えるかもしれん。お前と行ける場所、楽しみにしている。な、ここでか?…、おい……これ、どこにレンズがあるんだ?
(写真のコンセプトからして恐らく何気ない日常や風景を切り取った写真ばかりだが、それでも青々と茂る木々やたくさんの人々が行き交う街はまだ自分に馴染みのあるものではない。この風景の中で相手と一緒にいることに違和感を持たなくなる時もいつかはくるだろう。そしてそれは遠い未来ではないようにも思う。今はまだ相手に連れられるままの場所へ行くがいつかは相手の知らない場所に自分がガイドで連れていく、なんてこともしてみたい。その為にも2人で一緒に様々な所へ行きたい、既定事項として述べられたこともすんなり受け入れてしまえた。そんな第一歩としてこの時代に2人で写真を撮ることは賛成だが、今すぐこの場でとは思わず目を開き驚く。相変わらず思い立ったらすぐ行動の人間だ、この2人揃っての制服姿を残すのは賛成だが。あれよあれよという間に準備は進んでカメラが向けられる。画角は案外狭いらしく密着しないと2人が画面に収まらなかった。幸い写真部の展示室は人がほとんどいなかったが急に距離を詰められるのは心臓が跳ねて体に悪い。照れを隠そうとすると必然的に力んでしまって、仏頂面になりながらカメラの方へと顔を向けて)
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