魔王 2020-11-10 20:05:51 |
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悪かった、やりすぎた…だが、俺なら許される訳か。……そのようだな、俺はそろそろ退店するか。あぁ、校門前だな。…ソウゴ、なかなか面白かった。
(怒った風の口調だが結局のところ相手は自分のことを許してくれているらしい。謝罪はするもあくまで軽くに留めておく。そうやってこちらを許容してくれるのが嬉しくて、そしてもっといじめたくなる衝動にさえ駆られる。その衝動を最後のクッキーと共に飲み込んでしまうと店内を見回した。注文したものも食べ終わり店も混みあってきている、そろそろ時間のようだ。相手をこのまま独占したい気持ちもあるが文化祭の思い出を作るなら1人の客を相手にするのも違うだろう。次なる待ち合わせ場所を聞き、了解と頷く。席から立ち上がり相手の方に近づくとまた相手にしか聞こえない音量で囁きかける。いつもと違う雰囲気の相手も、その格好のままいつも通りの姿も、耐えきれなくなって恥ずかしがる姿も、様々な姿を見ることができた。満足気な顔をしたままレジ係に金を払うとそのまま店を出ていって)
……
(メイド執事喫茶を後にして再び1人になったあとはまた校内を歩き回っていた。前回はステージやらを見ていたが今回は展示物を中心に足を運ぶ。特に興味深かったのは写真部の展示で、この時代の同い年の人間が切り取った日常はなかなか趣深かった。この風景がいつか全く見知らぬものではなくて共感できるものへと変わっていくのだろうか。写真の数々を思い出しながら再び校門へと足を運ぶ。文化祭はまだ賑わいを見せているがお昼も過ぎて夕方に向かう頃合、完売の看板を掲げている店もあり少しずつ文化祭の閉幕が近づいているような雰囲気だ。約束の相手を待つ間、しばらく行き交う人々を観察していて)
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