魔王 2020-11-10 20:05:51 |
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ここでしたら大事になるだろ……つまり俺たちは好みが分かるくらいに互いのことを観察して考えてる関係ということだな。あぁ……褒美だ、とっておけ__
(企みが成功したとばかりに一段と緩い笑みを浮かべる相手に呆れた返事をしながらも人懐っこいその笑みを憎む気にはなれない。むしろ先程の行為も含めて楽しい戯れとして受け入れてしまう、口には無意識に小さく笑みが浮かんでいた。こうやって相手に振り回されるのが心地良いと感じるくらいには相手に惚れているのだろう。そしてそれは相手もきっと同じ、その証拠がこの紅茶だ。互いの好みを知れるだけの時間を過ごして、その好みを覚えているだけの好意を持っている。思わず自惚れたことを言ってしまったが、それが許されると信じられるくらいには相手のことを思う自分がいるのだ。まだその関係も擽ったさはあるが、口にできるほどには体に馴染んできたようにも思う。そんな状況と真似事とはいえこの主従という関係、それらが相まって行動がやや大胆になっているようだ。こちらに近づいてきた相手の耳を片手で覆う、それこそ耳打ちと同じ格好だ。そして相手にだけ聞こえる声で主人のそれの口調で一言囁いたあと、口元を寄せていた耳に微かにリップ音が聞こえる口付けを施して)
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