魔王 2020-11-10 20:05:51 |
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敵の存在を忘れるなんてまったく呑気な奴だな、お前は。まぁ問題が解決した後ならば遠出してもいいんだろうが。俺の……?あぁ……構わん。
(いつもと違う発言をしてしまったことを取り繕おうとしているのか、慌てているその顔の額に軽くデコピンをしておく。だがやはり相手が何よりも自分を優先しようとしていたのは嬉しいことだ。その証拠に遠出の約束をこちらもちゃっかり承諾しておいた。今日一日で自室から出た時と今自室へ入ろうとしている時とでは随分と自分は変わってしまった。相手と共にある約束をして、さらには恋人になった。今こうやって部屋に行きたいと言われて反射的に「なぜ」と口にしようとするがその問いが意味の無いことだと直ぐに思い至る。2人は特別な関係で一緒に居たいと願うなら一緒に入ればいい。言い訳は必要ないのだ。そうやって理由なく同じ時間を過ごせる喜びを改めて噛み締めつつ相手のお願いに頷いた。とは言ったものの部屋を間借りしている身、扉を開けて自室へと入ったがベッドと簡易な机、椅子があるだけのガランとしている。唯一個性があるとしたら未来の服がハンガーに吊り下がっているところだろうか。扉を開けたまま相手に中に入るよう促して)
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