魔王 2020-11-10 20:05:51 |
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っ、同じことを言わせるなっ!……だが、俺は……変わって良かった。____、もう交換は終わりだ!……これ以上はもたん。
(先程から向こうのにやけ顔が止まってない、同時にこちらの焦り顔も止まらない。こっちの言ったことを確認するよう問うことでその言葉を改めて自覚させてくるとは卑怯なヤツめ。だが自分で言ったことなのだから否定することも出来ず、結局は大声を出すことしかできない。だがこいつと出会わなければ、そしてこいつの世界に触れなければ、こんな彩り溢れた世界を知ることも出来ず、ともすれば今手に入れたいと思う人間を殺していた可能性だってある。そして何よりも、茶色の世界でか細くちぎれそうだった未来は、こいつと2人で紡ぐことで強力な希望になった。だから今、こいつの隣でこうやって戯れていることに何も後悔はなかった。プレーン味のチュロスが空いての口に含まれ1口分を齧られていく。オムライスの時を含めればもう何度間接キスを交わしたのだろう。まだその行為に恥ずかしさはあるが、間接キスをひとつ交わす度に互いの境界が曖昧になって行く様な気がする。その境界が崩れた時、すなわち間接でなくなったとき、どんな心地になるんだろうかとぼんやり考えたところで、頭で暴走する不埒な考えを振り払うが如くプレーンのチュロスを自分の元へ引き寄せる。相手へ近づけば近づくほど、もっと近づきたいと思ってしまう。最後には互いの境界がなくなって、誰も近づけさせないようにできないかと欲望が渦巻いた。これ以上の考えは危険だ、我を失ってはいけないと言い聞かせるように黙々とチュロスを食べ進めて)
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