魔王 2020-11-10 20:05:51 |
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あぁ、このまま乗り場まで行くぞ。……近くで見ると改めてデカいな
(ゲートをくぐった先はまさに夢のような光景だった。色取り溢れる風景の中で沢山の人が笑顔を浮かべている。明るい音楽に子供の笑い声が混じって、風船がふわふわと揺れている。見たことの無い色と幸せが溢れる光景に、暫く呆然とした表情で歩いていた。もしオーマの日が来なければ、自分の時代でもこんな風景を見ることが出来たのだろうか。しかしそれを叶えるにはオーマジオウを倒さなければならない。ゆっくり隣を見る。この光景の中で目の前の男だけが居ない世界、そんなものに自分は耐えられるのだろうか。この彩りの中でだって、たった1人で立っていれば満たされることはないだろう。できればこの光景の中で、色と笑顔のある光景の中で、こうやって2人並んで歩いていたい。今は友達でいると宣言しているせいか、そんな素直な気持ちが妙にすんなりと胸の中に浮かんできた。相手が早足を始めたのをみて我に返り、こちらも早足でジェットコースターへ向かう。今は特別な時間、特別な場所だ。今だけは目の前の景色とソウゴのことだけを考えようと自分に言い聞かす。ジェットコースターの乗り場へたどり着くと案の定まだ列は出来ておらず、一番最初の出発に間に合ったようだ。改めてその大きさに圧倒されつつ階段を上ると、運が良いのか悪いのか、一番前の席へと案内された。先に乗り込むと幾分か緊張感が増したのか表情は固くなっていて)
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