転生者 2020-10-28 20:07:57 |
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【お相手ありがとうございました。ではまたの機会に】>奴良鯉伴/首無本体様
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Bes「……あぁ!もう止めだ止めだ!」
チャッ(AKの銃口を下げる)
(どちらも動きもせず、口も開くことも無い時間が短く過ぎて――最初に痺れを切らしたのは、意外な事に恐らく一番警戒していた筈の防護服の男の方だった…確かにいつどういう状況で有れどういう状況であれ“油断や気の抜き様は直ぐに命取りになる”事を一番理解してはいるものの、色々な意味で想定外の事が起こり過ぎているのと…何より武装しているとはいえ、あからさまな敵意を示してはいない子供相手に銃弾を撃ち込むめるほど人間性と良心を捨ててはいないと自負している点が大きいだろう。)
ガゴッ(12cm単装砲の砲身を下げる)
望月「――ふぅ…驚かせて悪かったねぇ、おじさん」
Bes「おじさんはよせ、俺はまだ30代だ。…こんな所で何やってるんだ嬢ちゃん、親御さんが心配してるぞ。」
望月「(心※あぁ~この格好じゃそう思われるよなぁ――)…おじさんこそそんな物騒な格好で何やってんのさ。」
Bes「そりゃあこっちの台詞だ、というより“ゾーン”で子供なんざ先ず見ないし――お前さん一体何者…ん?」
――にゃーん
(猫っぽい鳴き声と共に飛び出してきた小さな影、それは仔猫と言うにはやや大きい、いわゆる白仔虎が草陰から飛び出してくる。)
Bes「…子ネコにしちゃ何だかでかいな――っておい嬢ちゃん!」
望月「おぉーもふもふで可愛いじゃん!いや~いいよねぇ」
(防護服の男――Besは脈絡の無い白虎の登場にやや目を白黒させているが、直後の『虎さん!!』という声に反応して銃口こそ其方に向けないまでも警戒しつつ、一方の少女、望月は自分の方から白虎の方に小走りで駆け寄ってしゃがみこむとそのまま笑顔で撫でようとしている。なお、二人とも木上から此方を伺っている誰かの視線は感じているが何処にいるかまでは把握していないらしい。)
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