名無しさん 2020-10-21 17:10:45 |
通報 |
ああ、意外だろ?学ぶことが楽しいんだ。知らない何かを得た時脳ミソに電気みたいな刺激が出る。丁度あんたが起こすピリピリしたやつに似てるかもな。もし僕が同じくらいに賢ければ手伝ってやれたかもしれない…機械技師みたいに。でも無理なものは無理だ、だったら"化け物"の脳ミソを差し出してやるから使えよ。
( 過剰な関心を持たれない有り難さ。あるがままを自然な形で受け入れて貰える有り難さ。有り難いの積み重ねで今の己が在る、ならば暴れる野良猫の皮を捨てていかなくては。天涯孤独も埋まらない虚無に望みを託す生き様も、己が盲信するところによってのみ救われる哀しき存在であることも、彼と重なる部分は決して一つのみではない。単なる事実を並べる間冷静で居られるのは荘園から与えられた慈悲故だろうか、俯く背中を軽く叩き朗らかに言い切り )
あの人はいつも何かしら言ってくる、僕達よりも僕達を知っているんだ…凄いな。分かった、伝えておく。あんたのそういう部分が紳士だよな。
( 母とは姿形も雰囲気も似てはいない、然しほんの時折彼女の内に母を見出すことがある。とはいえ彼女は人間であって聖母ではないのも知っているから、実の母以上に絶え間ない愛を感ずるものは他にある筈がないのだが。友人の頼みを快諾、無自覚ではあるのだろうけれども黙って素知らぬ顔をするに留まらない辺りは流石と思わせられ、実際に口にも出して )
はん、厚意だとは考えていたのか。もっと鬱陶しいだの余計なお世話だのと言い出すかと思ったぞ。そういえば今は何を作っているんだ?この前取り掛かっていたやつは完成したのか?
( 呆れたいが呆れられぬ。密やかに胸の奥底、誰にも勘付かれない場所にしまったままの思慕の情はいつだって未知の発明に勤しむ背中を美しきものと捉えている、間違いなく。壁と扉に阻まれていても彼の脳という小宇宙に棲みつく那由多の閃きが形にしていく何か、その何かは彼という有限の財産が描き出した後世への偉大なる遺産で、何人も真似し難い唯一無二の夢想の権化なのだ。ソーセージを咀嚼してゴクリと飲み込み、理解出来るかは兎も角尋ねてみて )
トピック検索 |