名無しさん 2020-10-21 17:10:45 |
通報 |
雑然。そう思っているのか。───どうでも良いものが僕を、いや僕達を助けてくれているんだ。あんたから見ればどうでも良くていい、必要以上に頼らなくてもよくなるようになってやる。今の内に貰った知識は僕の脳に叩き込む、そうすればあんたの脳はあんたが必要としているモノだけ入れておけるようになるだろ。
( 卒ない社交性の水面下に秘められた苦悩、それは底無しの沼のように冥暗たるものであり、荒らされた墓地のように沈鬱でもある。人は皆等しく死に向かうものであるとは先刻承知しているが、死後の幸福という神の最後の情けを望めずに生きる事が如何に苦痛であるか。触れてやるなと囁く僅かな良心を無視して毅然とした眼差しで友人を捉え精一杯の最善策を模索。生を費やしてまで叶えたい目標を無理に止めさせる方法だって選択することは可能だ、だが果たして彼から発明への情熱を奪ったとして一体何者が救われるというのだろう。完全なるエゴよ、我が魂から消え去ってしまえ、墓守は墓守らしく沈黙の中に存在しなくてはならないのだから )
グルコースが糖分。確かに疲れた時無性に口にしたくなるな。燃費は良いんだろうがルカは自分の限界を無視するじゃないか…ダイアー先生が言っていたぞ、独りにしておいたら危険だってな。
( 知識人は俗人とはやはり違って、何気ない物言いさえ知的に思える。原始的な生理的欲求を深く掘り下げていけばもっと知らない言葉に巡り合うのだろう、些細な当たり前に関心を持つ者こそが新しきを知るのだと初めて気が付けた不思議な瞬間。尊敬の念と心配をもって横目で見遣る友人の様相は何処となく不安定で明日の行方を予知させないものがあるようだ。さて新しい課題が出されたところで此方も考慮すべき点がある、ソーセージにフォークを突き刺し自信なさげに提案 )
全員の食事のタイミングに合わせるのはそもそも無理だろ。集中している時に呼びかけてもあんたは無視してくれるからな。差し入れても無駄だ、となると僕が言えるのは定期的にあんたを食事に誘って今みたいに用意してやる程度の話だろう。コーヒーも望むだけ淹れてやれる…と思う。
トピック検索 |