本は心の栄養…とは言ったものですが、果たして栄養にしているのは本当に我々なのでしょうか?
時は20XX年初秋、世界各地で見つけられた72冊の『禁書』と呼ばれる本が全ての始まりとなります…。
『禁書』は内容自体は特に変哲も無い、絵本や伝記、童話etc…といった普通の本でございます。
しかし、手に取り読んだ人間を普通とは違う『使書』(ししょ)と呼ばれる異端へと変貌させてしまうのです。
各国は全ての人類が『使書』へと変貌するのを避ける為に、発見された『禁書』を指定の金庫に封印し閲覧を禁止にしました、故に『禁書』という名が付き、それらを封印していることから金庫も『禁書庫』と名付けられたのです。
ですが、『禁書』は見た目は普通の本となんら代わり映えのない本…始まりとなった72冊の『禁書』は『禁書庫』にて封印されていましたが、新たに見つかった『禁書』というのも当然あるのです。
そう、これは72冊の『禁書』、そして新たに見つけられた『禁書』を巡る争いの物語なのです……。
(レス禁)