常連さん 2020-10-13 15:52:02 |
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…へぇ、すごいな!牙までつけて…
(銀色の髪に白い肌、思いのほか本格派な衣装を着た彼はまるで本物の吸血鬼のように見え、思わず感嘆の声を上げて。今よりもほんの少しだけ幼い顔立ち、その赤い唇から覗く牙はその年頃の子供たちには目に毒だったろうと容易に想像できる…まぁ、本人は気がついていないだろうが。なんにせよこんな写真を見せてくれるなんて、そんなうわついた気持ちで言葉を発しているときに、一つ、気づいてしまう。彼の周りを縁取るように並ぶ可愛らしい女子生徒の姿に。…きっと彼女らの手によって、彼はこの姿になったんだろう。そんな当たり前のことに、ほんの少し、ほんの少しだけ…狡いなと思ってしまって。そんな薄靄を払うように「…かっこいいよ。人気者だったみたいだな?」と無理に言葉を繋げて)
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