アルバート 2020-10-07 14:22:52 |
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……いつでも……ううん、無理するんじゃないわよ。
(相手の顔色が良くない理由を緊張から来る寝不足かと思っていたため、元気な返事に不思議そうな表情をして、すぐ続けられた言葉に言葉につまる。『いつでも』に続く言葉は、"家に来ていいから"、"味方だから"、"大事に思っているから"などだったが、どれもわざとらしかったり、彼の家族の代わりになれない自分が言うのははばかられて、在り来りな言葉しか口にできず自己嫌悪する。それからは渓谷まで話しかけられれば反応したが、アイリスから口を開くことは無かった。)
そうね、確かに気性は穏やかではないけどあんなに凶暴じゃないわ。個体差にしては……
(自分が一体に苦労したモンスターの群れを軽々と蹴散らす先輩方を半ば見惚れるように観察していたが、アルバートの言葉に其方に頷きながら振り向いて。その際に彼の背後の崖の上方に、魔法特有の鈍い光が見え剣に手をかける。その瞬間爆発音が響き視界が地面にへばりついた。寸前とはいえアイリスが気づけたのだから、周りはとっくにその異様な気配に気づいており、呑気な後輩たちをかなり強引に伏せさせてくれたらしい。顎を地面にしこたま打ち付けたが、その頭上数センチを吹き飛ばされた石が横切り、アイリスの脇に立っていた木をなぎ倒して落ちたのを見てゾッとする。当たれば片足くらい軽く持っていかれただろう。立ち上がる砂埃の奥がバチバチと光る度に、轟音と共に岩が降る、防衛魔法が得意な者が前衛でバリア張ると、今度は無理やり立ち上がらされて『邪魔だ!!』と爆発と逆の方向に突き飛ばされた。完全な戦力外通告に落ち込む暇もなく、後方の茂みに飛び込む。戦闘を得意とする者はほとんどが背後の前衛に回っているらしく、茂みの中は回復魔法を得意とするメディック達が主である。ここをモンスターに襲われでもすれば一溜りもないと、レイピアを抜いて背後に警戒していると小さな人影が反対の茂みから飛び出して来て、アイリス達のいる茂みに腕を向けたかと思うと、その手に炎が宿り、)
……ッ!!
(咄嗟に自身も魔法を使って地面を蹴り、その腕を上方へ弾く。間一髪炎は空へ放射されたが、すぐにまた新しい炎が手の中に宿るのが見えて今度は地面へ向けて剣を振り下ろす。腕を切るつもりで振るったにも関わらず、その不自然に筋肉の強ばった腕は硬く、アイリスの力では弾くのが限界だ、試験のように落下エネルギーを使うには、その子供の動きが早すぎる。弾いても弾いても腕と虚ろな視線が機械的に茂みに向けられる、まるで意思のないロボットかのように。メディック達の力は確かで、火傷は瞬時に回復し、体力も強制的に魔法で繋げられているが、決定打がない戦いに精神が消耗する。前衛からは未だ爆発音が途切れることは無く苦戦が伺え、デートの日に得た情報を鑑みれば長期戦も在りうる。轟音の中、声は前衛に届かない、彼が近くにいることだけを願って叫んだ。)
アルバート!!!
(/あああ、魔法使いを助けた後に彼の口から語って貰えたらってことだったのですが説明不足ですみません!!展開を考えるためだけなので、ロル外でも勿論大丈夫です。失礼しました。お陰で組織のイメージを掴むことが出来ました、ありがとうございます。
偉大な先輩方が沢山いる中でアイリスとアルバート君が魔法使いを倒す方法が浮かばず、勝手に魔法使いを2人にしましたスミマセン。テストのついでに野望の邪魔になるギルドの精鋭を減らす、あわよくば焼き〇して全滅させるって作戦だったとかですかね……。
本当に楽しくて此方が勝手に先走って考えただけですので、お気になさらず……!その都度ご希望があれば仰ってくださいね。本当に未熟で申し訳ないです。)
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