アルバート 2020-10-07 14:22:52 |
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(/一応此方でも開始ロル(と言いつつ実質試ロルの続き)を書いてみましたので、もし此方でも良かったらこのまま続きをお願いします!
勿論要望等ありましたらそちらで開始したいと思いますので、遠慮なくおっしゃってくださいね!)
(──それは、夢だった。間違いなく夢だった。けれど、現実に起こったこと──轟々と燃え盛る炎が全てを焼き払っていく。帰る場所も、思い出も、家族も……逃げ惑う人の波に揉まれ、叫ぶ声も届かなるほど遠ざかっていく、全てが……残ったものは、母が何時も大事そうに身に付けていた、父がプレゼントした小さな琥珀のネックレスだけ。俺は、どうして、生き残っ──)
………ッッ!!
(ガバッと布団を跳ね除け起き上がる。高鳴る心臓、荒れる呼吸。静かに、落ち着こうとして周囲を見回す。壁に立て掛けた剣と盾、防具立てとそこに掛けられてある軽装の鎧、衣服をしまってあるタンス、小さな書き机……必要な物だけの質素な部屋を見て、そこが木造2階建て宿舎の自分の部屋である事を確認する。そして此処は、その自分の部屋のベッドの上……そこまで確認すると鼓動と呼吸が落ち着いてきて)
また、あの夢か……久しぶりに見たな……う、気持ちわり……
(軽く溜息を付いてからベッドから降りる。少し動くとびっしょりと寝汗をかいていた事に気づき、急いで布服を取り替え始める。新しい物に着替えれば自室を出て洗面所に向かい軽く顔を洗って。サッパリしてから再び自室に戻り今日の予定を思い出す。今日は確か、昨日行った高難易度の任務で、モンスターの討伐が成功し実地調査が可能になったため、その調査隊を護衛する任務、だったっけ。確かアイリスと一緒に行く約束をしていた。朝9時に、広場の噴水前に集合。時計を確認、時刻は8時51ぷ……)
──やっっっべえ!
(事態を飲み込めば弾かれたように動き出す。鎧を着て、盾を背負って、剣を提げるベルトを付けて、剣とネックレスを手に持てば部屋を出て階段を降りる暇も惜しんでか開いてる窓から飛び出し華麗に着地(※2階)。街の人々はそれに対して「またアルバートか」と呆れた、若しくは気にしていない様子。ダダダと町中を疾走しながら剣をしっかりベルトに提げてネックレスを装着しながら広場の噴水前に向かう。全力で走ればなんとか8分で間に合うはず……そして広場の前の通りに差し掛かる。チラッと広場にある柱に掛かった時計を見ればギリギリ1分前、間に合った……と思った瞬間眼の前を通る馬車。しかし急ブレーキは掛けずにそのまま直進し、ダッと地を蹴り馬車を屋根を馬跳びの要領で飛び越えて。広場に滑り込んでは息を整えつつ顔を上げて)
……セーフ?
(噴水前にて、自分を待っている幼馴染にそう聞くのであった)
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