アルバート 2020-10-07 14:22:52 |
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だからアレは事故だって!わざとじゃねぇ…不吉なこと言うなよな!
(所変わって男子宿舎、先日の一件以来益々同僚からの羨望と僻み、妬みを買いそれは試験当日の今も続いていた。やれ落ちちまえだの、あのラッキースケベで運を使い果たしただの、勿論冗談交じりではあるがアルバートへのブーイングが続いていた。朝のアイリスの状況とは真逆な、男子諸君からの熱い友情()を背に受けながら食事を終えて自室で用意を初めて)
……ようやくだな
(この試験のために、今まで貯めていたお金は殆ど使った。鎧・武器・盾を新調したのだから当然といえば当然だ。鎧は丈夫さよりも動きやすさ、軽さを重視、盾も普段より小さめで取り回しの良いものを、剣だけは形状自体は何時もと変わらないが、鞘を含めより上質且つ丈夫な素材で作られたものを購入した。それも全て、今日の試験に合格するため。準備を整えればいざ試験会場へと向かっていって)
うわ、相変わらずすげえ人混みだな……
(当然これが初めてではないが、いつ見ても最終試験時、つまり自分が受ける試験当日のギルドの雰囲気は異様と言えるモノだった。一週間行われる試験の内、座学や野外での試験は当然一般人が立ち入れる物ではないが、コレだけは別。多くの観衆から見られているプレッシャーの中、上位のモンスターを一人で倒さなければならない。今までは自分もその観客側だったが、今回はそうではない。自然と胸が高鳴り、程良い緊張感に武者震いを覚える。色々とあったが、今日に至るまでやれることはすべてやった筈だ。一から始めた基礎作り、それを元にして自分なりの戦い方を模索し、最後の一週間に(ラッキースケベによりアイリスから無視されてたため)一人で特訓しようやく身に着けられたのだ。無論、アイリスの身に付けた技ほどの派手さはないが…それさえ出来れば間違いなく合格出来る、そういった確信があった)
よぅ、おはよ…流石アイリス、早いな
(独特な場の雰囲気に気持ちが昂ぶるのを抑えられず、落ち着いた場所へ行こうと控えスペースへ急ぐ。するとそこには一番見知った顔の相手が居た。まだ時間的には開始時刻には早く、自宅がそこのアイリスならもう少し自室のリラックスした空間に居ても大丈夫だが、それでも最初に此処に居る。それだけで分かる、如何にこのライバルが向上心を持ち、高い場所を目指しているのかが。そんな姿に自分も負けられないとの思いを熱くさせ、気持ちを抑えようとしたはずが寧ろ更に激しく燃え上がる。いつもと違う、どこかギラつく雰囲気を纏わせて)
いよいよだな、試験。言っとくが、俺は落ちる事なんて考えて無いからな……ちゃんと付いて来いよ、アイリス
(負けたくない、その思いはきっと相手も同じだろう。そう思いながらアイリスの方を向けば不敵な笑みを浮かべ挑発的な言葉を述べる。ライバルとして、隣を走りたい気持ちは当然ある。しかしそれは、歩幅を合わせるというものではない。どちらかが先に行けばそれに追いつき追い越し、それを繰り返して二人でどこまでも競いながら走っていく、二人が望むものはそれであろう。ならこれに落ちる訳には行かない、自身へ言い聞かせる意味合いも込めて発破をかけて)
あ、そうだ……折角だし競争しようぜ!んで試験終わったあと、討伐タイムが遅い方は早い方へ屋台で奢る…ってのはどうだ?燃えるだろ?
(更に思い付いたとばかりにニシシと笑いながら上記を述べる。競争、負けた方は奢り、というよくあるモノ。因みにどっちが勝っても負けても屋台に行くことになるため、さり気なくデートの確約をしようとしている訳である、当然無自覚、コイツほんま…)
そういや順番はどうだったっけ?ま、出来れば最初と大トリは避けたいよな…
(最終試験は一人一人行うが、基本的に公平を期すため順番はランダムである。やる気は十分ではあるものの、それでもやはり気持ちとしてはその2つは避けたいというのが人情である)
(/試験、祭り……いつもいつも背後様の用意してくださる舞台は素晴らしい……!早速その設定を使わせてもらってライバル&イチャコラの雰囲気作りをしてみました!
そして順番についてですが、ここは思い切って最初と大トリこの二人がやるというのはどうでしょう?どっちがどっちになるかはお任せします!)
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