アルバート 2020-10-07 14:22:52 |
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アイリス……
(優しい言葉だった。それはもう、普段のアイリスと比べればどうしたの?熱でもあるの?って言いたくなるような…いやまぁ叱られるから言わないか。ともかくその言葉に顔を上げて、相変わらず若干落ち込んだ表情で口を開いて)
うん、知ってる。そりゃ今は俺のほうが強い
(シレッと、何事も無かったかのように、当たり前のように言い放った。元々拮抗していた強さだったのに、そこへ基礎の上積みをしたのだから、単純な計算で行けばそうなることは必然だった。相手の気遣いを、なにいってんだよと言わんばかりにあっさり無碍にする。無論そんな言い方をするのは、今一時的に自分の方が強くなってもアイリスなら必ず追い付いてくる、そういう信頼があっての言い草だった。どっちにしろアレだが、今はそういう言葉遣いに気を使う余裕が無かったのだ、何故なら)
そーじゃないんだよ…アイリスのそれってさぁ……超カッコいいじゃあねーかよぉおおお……俺にくれ!俺も飛びたい!飛んでカッコよく敵を倒すとか、俺もそういう必殺技みたいの欲しいの!!わかる!?今お前がどんだけカッコいいか!!来月の月刊ギルドの表紙飾れるレベルだからなそれ!!……ほんっとにめちゃくちゃ羨ましい……
(それは魂の叫びだった。強さ云々は兎も角として、男の子としてめちゃくちゃ羨ましいものだった。それをライバルが手に入れた、その事実に打ちのめされていたのだった。因みに月刊ギルドの表紙を飾るのはギルドに所属する大体の者にとっては一度は見る夢であり、それを現実のものとするほどのインパクトにアルバートは強い敗北感を覚えていたのだった。人目もはばからず、膝と手をついて落ち込むアルバート、それも超どうでもいい事で。蹴られてしまえ)
(/ここはネタパートと言うことで…実際ずっと個性について悩んでて強さ云々は気にしてないアルバート。蹴ってあげてください←)
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