アルバート 2020-10-07 14:22:52 |
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お、おはよう……なにやってんだ、コレ?
(その姿、やり取りを見ていたアルバートは若干引き気味だった。確かに今までも時折突拍子もないことをやり出したり、突然機嫌が悪くなったり(※主に無自覚なアルバートのせい)、一見理由のわからない不可思議な行動を取ったりすることはあったが、今日のそれはその今までのどれとも違うような気がする。一番違うのはどこか吹っ切れたような印象を覚えるアイリスの態度、それがもし昨日のやり取りから生まれたものだとしたら嬉しい気持ちはあるものの、今の状態と相まって変人に見えなくもなかった。周りの視線が集まるなか、皆も気になっているであろう質問をアイリスにぶつけると、代わりに引きずられていた管理人が聞いてくださいよ!と言わんばかりに話し始める。やれ足から魔法を出すなんて!とか怪我でもしたらどうするんだ!とか、怒りと呆れ混じりに状況を説明する。それを聞いていた周りもそれは流石に…と苦笑気味であり。そして「アルバートさんも何か言ってやってください!」と言われれば、考え込んでいた風のアルバートが口を開く)
──アイリス、それ…………最ッ高だな!!なんでそんな発想出てくるんだよ……マジ天才かよ……
(合点が言ったとばかりに手を叩きながら、先程までの引き気味だった態度とは一変、顔を輝かせてはアイリスの発想を褒めちぎる。その様子に周りはポカーンとしていた。その様子は正に変人と変人……ただ、勿論酔狂だけでそう言っている訳ではなく、元々魔法剣士という高度な技術と類稀なるセンスを要する、剣士職と魔法職の複合職であるそれを、この若さで熟すアイリスならば不可能ではないとい考えのもと言っていることであり。周りが呆れる中、アルバートはそれがアイリスなら可能であると本気で信じていて)
けど、確かに生垣に何度も突っ込むのは管理人さんに申し訳ないし、壁にぶつかるってのも危険だな……よし、じゃあ俺が受け止めるってのはどうだ?それなら生垣だって荒らさないし壁にぶつかる心配もないだろ?
(そうあっけらかんと言い放つ。必然的に成功するまで何度もアイリスと密着することになるのだが、当人はそれを分かってるのか分かってないのか、多分分かってない。周りからの呆れたような視線の中に、若干妬みと殺意が混ざるようになったがきっと気のせいだろう)
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