アルバート 2020-10-07 14:22:52 |
通報 |
泣きっ…こ、これは別に泣いてる訳じゃねえよ。ただ目にゴミが入っただけだ
(いつものような毅然とした言葉を聞いてホッとしたような安堵の表情を浮かべる。やっぱりアイリスは強いなと思う。そして続く言葉に思わず反発してしまったのは、やはりいつもの雰囲気が戻ったからなのだろう)
……泣き虫かどうかは別として、これからも隣に居て欲しいし、俺もずっと隣に居たい。ライバルとして、アイリスと一緒に強くなっていきたいし…幼馴染として、アイリスの夢を一緒に叶えたいんだ。
(自分が全てを叶える、というのは気持ちが先走り過ぎていた。アイリスの言葉を再び自分なりによく考えて、どうしたいのかを伝える。守るというのは、ただ相手を庇護することではない。隣に居て、強く優しく支えてくれること、ずっとアイリスが自分に対してそうしてくれている様に。漠然としていたアイリスを守るという考えが少しずつクリアになってきたような気がする。これからもアイリスの隣に居られるよう、強くなっていこう、その想いを告げればゆっくりとアイリスのことを離す……ただ、ここで『幼馴染として』と言ってしまう辺りがやはり自身の気持ちすら気付かない、色恋沙汰に鈍いアルバートらしいところではあった)
──とにかく、特訓だな。やろうぜアイリス、二人で強くなるんだ!
んじゃまずは基礎的な剣術を学ぶとこからスタートだな。これが出来るようになれば色んな流派の剣術も試せるし…なんかワクワクするぜ
(両手でパンっと自分の頬を叩き気合を入れ直して切り替え、先程言っていた話に戻る。基礎を覚えること、それは今後色んな剣術を試すとしても重要なこととなってくるだろう。基礎を覚え、自分に合った流派を見つけて……と、自分が強くなった姿を想像すれば気分も向上する。最も、そんな簡単な話では無いのであろうが……)
トピック検索 |