アルバート 2020-10-07 14:22:52 |
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だって、アンタが大声で笑うから、ギルド中皆笑っちゃって……フフ、
(そもそも寝癖の原因となったのが自分であるため、アルバートの笑い声につられて冒険者たちが吹き出した時はまだ我慢していたものの、夕飯のいい香りが漂うプライベートな空間ということもあり、ゲンコツを落とされた場所をさする幼馴染につい口元が緩む。すぐに手の甲を口に押し付けるが一足遅かったようで、父の大人気ない眼光がとんできた。逃れるようにキッチンから皿を幾つか持ってきて並べていると、やっと落ち着いた様子の幼馴染のアイコンタクトに、もう一度テーブルに座り直して。)
本当ですか!ありがとうございます!
特訓ね、アルバート!
(モンスターについて相談している間は、アルバートが話す内容をポツポツと補足するだけだったが、北の渓谷に連れて行ってやってもいいという言葉にはアルバートと同時に立ち上がって身を乗り出す。此方も今日は敗北を認めたが、ライバルと認める相手と協力すれば得るものがあると"特訓"と全く同じことを口にし、勢いよく親方に向き直れば、アルバートはともかく、アイリスの剣幕には少々驚いたようだった。力の入った2人を宥めるように、説明する際に広げていた図鑑のあのモンスターの頁をその端くれだった指で叩くと、「コレくらいは1人で軽くのせるようになってもらわにゃな。」と不敵な笑みを浮かべ、決して優しくない試験内容を突きつけた。そこらへんでちょうど夕飯が出来上がったと母が顔を出し、食卓には家庭的な料理が所狭しと並んでいった。)
(楽しい食事と酒も入って陽気に笑っていた親方が、よせばいいものを娘を構いたくなるのが父親の性なのか、それとも寝癖の意趣返しなのか「アイリス、アルバートと特訓だからって毎日洗面所を占ウグッ!!」アイリスの正拳突きをもろに顔にくらって椅子ごと後ろに倒れて行った。転がっている父親を意に介さずアルバートを振り向いた表情は、惚れ惚れするほど完璧な笑顔で。)
虫がとまってましたよ父さん。あら、酔いつぶれちゃったのかしら?困った父さんね。
アルバート、食べたらすぐ特訓しない?
私、力が漲ってきちゃって、このままだと危ないでしょ?
(/誘拐は定番ですね、是非やってみたいです!方法はまたその時に考えてみましょう?
のってくださってありがとうございます、イメージは仰って頂いたとおりです…!
特に何も無ければこの流れでよろしくお願いいたします。)
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