大丈夫だよ、お兄ちゃん…っ、これから…分かっていけばいいこと……だからっ (嘘偽りのないその言葉一つ一つが、深く心に突き刺さる。これまで兄と長い間過ごし、沢山の表情を見てきたがこんな顔を見るのは初めての事で。胸が嬉しさで満ち溢れていくようで、悔し涙だった筈のそれはいつの間にか嬉し涙へと変化していった。服の袖で溢れ続ける涙を拭いながら笑って見せて)