ん、よっ、と…(弟の掌の温もりに目を細めながらも今日は弟の記念すべき入学式であり、それに自分が親の代わりに参加する。だからこそ、起きなくては、と未だ鳴り続ける目覚ましをもう片方の手で止めればモゾリと身体を起き上がらせては「んじゃ、準備するぞ…輝も着替えてきな」と相手に手を重ねられたまま声をかけ)