通りすがりさん 2020-10-04 21:11:24 |
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……ふぅん。
(彼はその返答には何の興味もなさそうにそう漏らしたが、「…ちょっと待ってね。……今そっちに降りるから。」と窓際からふと姿を消したかと思うと掛けてあったロングコートを引っ掴んで羽織り、階段を小気味の良い足音と共に駆け降りる。建物から顔を出した彼の白髪は更に光に映え、二つの深紅の瞳が相手を捉えた。「…キミ、道に迷ったのかい?どこから来たの?」表情は無そのものだったが声色だけは相手を心配しているような様子で)
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