ロニ 2020-09-27 02:22:25 |
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……事情は分かったよ(俯くルキの肩にポンと手を置き、優しく言葉をかける。天賦の才能がありながらも、それを誇るでもなく、他者への慈しみを忘れないルキの心と、そうでありながらも選べず、誰かを傷つける道しか選べなかったことに自分との対比を見た。自分は、自分の才能を過信し、他の道を選べたというのにそれをせず、その力を誰かを傷つけるための研究に使っていたのだ。それに比べて彼女は…)
君も、辛かったんだろう。望まない仕事で、しかも平和に暮らしてるだけの魔物を攻撃するだなんて。でも、君が一人で出来ることは限られていて、選択肢もなくて…そうするしかなくて。そんな、そんな君を責める権利は誰にもない。だから君も自分を責めなくても良い……いや、責めちゃいけない。君がッ……君は!!…良い子だよ、とっても。僕はそう思う…(ルキの悲痛な言葉を受けて、なんとか慰めようとするが徐々に抑えていた自分の感情が入ってくる。グッと拳を握りしめて堪えながら、それでも堪えきれずに叫び……小さく深呼吸をしてから、ゆっくりとルキの頭を撫でて)
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