菓子好きの語り部 2020-09-14 14:33:54 ID:1662111e6 |
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【用語説明】
○菓子人
体の一部がお菓子で構成されており、蝕卓の樹から生まれた存在。菓子以外を食べることが出来ず、喰人に喰べ尽くされるまで生き続けることができる。菓子化している部分に痛覚はなく、寿命で菓子化部分が補充されている限り喰べられても再生する。喰べられるごとに、菓子化が全身に広がっていく。腐虫に食べられた部分は黒く変色し、食べることが出来なくなってしまう。徐々に変色部分は拡大し、最期には全身が腐り果てて亡くなる。喰人とパートナーを組み、最期まで添い遂げる者が多い。パートナーを組んだ場合、パートナー以外には身体を食べさせることが出来ない。パートナー以外が食べた場合、致死量の毒性によって亡くなる。パートナー解消をした菓子人は毒性がなくなるものの、美味しくなくなるため新しいパートナーを探すことが難しくなる。
○喰人
菓子人を喰べることでのみ生き延びられ、渇きの泉から生まれた存在。初めて菓子人を食べた瞬間から喰化が進み、定期的に菓子人を食べなければ寿命が縮んでいく哀れな生き物。菓子人とパートナーとなった場合、比較的緩い頻度で喰化が起こるため、パートナーを組んだ方が長く生き延びられる。パートナーの菓子人が亡くなった場合、全身に菓子化が及んだパートナーを余すことなく喰べることで後追いが可能。パートナー解消をした喰人は数日に1度など喰化のペースが早まり、死に至りやすい。
○腐虫
稀に菓子人に寄生する謎の虫。何人もの喰人に喰べられるような状況でなければ、寄生しないことが分かっているため、早めにパートナーを見つけることが唯一の解決策。
○蝕卓の樹
菓子人を生む樹。非常に大きな樹で数千年は生きていると考えられている。菓子人は大きな実の中に身体を丸めた状態で眠っている。
○渇きの泉
喰人を生む泉。蝕卓の樹を囲うように広がっており、蝕卓の樹が生まれる前から存在していたと考えられている。喰人は大きな丸い水の塊の中に身体を丸めた状態で眠っている。
○菓子化
菓子人の身体が菓子に変化すること。
○喰化
喰人が菓子人を食べたくなる頻度のこと。
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