永遠ノ満月ヲ（　〆　）

そういう物なんだ｡（　本当に嬉しそうな表情を見せるように、嬉しいと素直に言葉に出す相手を見れば、女子って本当にわからないと不思議そうに相手を見つめつつもそういう物なのと感心しており。確かに提案したのは自分だが、良いかもと賛成がくるとは思っておらず。頬を膨らませる相手を見れば言葉を選び乍「 そうだけど…、普通の女子なら嫌だって言うところだと思ってたし。」と捉え方によっては、悪口にも聞こえる言い訳を。自分が嫌がるとわかっており、冗談として訊ねたであろう先程の質問に答えた己の回答に残念そうに返事をする相手には「 絶対嫌だよね、フルネームなんて。」と眉間に皺を寄せつつ更に返事をし。良い事と悪い事の区別はつくのは大体の人だろうと考えつつも「 ぶっちゃけ、言っても言わなくてもって感じだけど。」なんて、相手が他人に何を言おうと関係ないと投げやりな言葉を落とし。どうでも良い訳でもなかったが、制限なんてできる立場じゃない自分がそれは言えないと言葉を呑み込み。笑顔の話をされれば自身が笑ってしまったことに気づき表情を変えれば「 人なら皆笑ってた方が良いと思うけど。」と己の思う意見を相手に伝え。素直過ぎる相手には戸惑うが、どうしようもない素直さなのだろうと考え「 小鳥遊さんが言った言葉って殆ど本当のことなんでしょ。」と言い。詰め寄られれば一歩二歩と下がりつつも「 僕がお願いしたんだから、嫌とは言わないでしょ。」と悪戯っ子のように笑う相手に緩くでこピンをして。 ）