永遠ノ満月ヲ（　〆　）

　

ふふ、最初に気に掛けてくれたから嬉しいの。(　呆れ顔ながらも緩くツッコミを入れてくれる彼に、どこか楽しそうな雰囲気を感じては嬉しそうに更に笑顔緩ませ。提案をしてきたのは彼であるのに微かに驚いた様な表情と適当な返事に、「月島くんが言ったんでしょー？」と冗談めかしながらも頬を膨らませ。お揃いの名前Ｔシャツ顰めた顔で首を振ってやんわりと断られれば、「まぁ月島くんは嫌かー、」と唇尖らせつつも珍しく素直に受け入れ。自分はそれを着たとしても友達に緩く弄られる程度で済みはするが、恐らく彼はそうはならないだろうと考えて。不細工に関して不思議そうに首を傾ける相手には「流石に言って良い事と悪い事の区別はつくよ…、」と眉尻を下げながら伝え。謝らなくてもいい と言われれば何処か安心したように息を吐き出して にへ と緩んだ笑みを浮かべて。お礼の後自然な微笑みに見える相手の表情に双眸ぱちくりと瞬かせた後、「…やっぱり、笑った顔素敵だと思う。」なんて、ぽつりと独り言のような呟きを落とし。優しい に対して意外にも素直なお礼を言われれば にっ と笑みを浮かべ「だってほんとのことだもん。」とシンプルに返して。委員会後の約束事に付け加えられた言葉に微かに眉根を寄せれば「面倒なわけないよ！」と詰め寄る勢いで言葉を返し、「嫌がっても行くからっ。」と何とも迷惑な言葉を続けては悪戯っ子のような笑みを浮かべて　)