永遠ノ満月ヲ（　〆　）

残念も何も…、傷付いてないでしょ｡（　残念だと口だけで言う相手を見れば呆れ顔を浮かべつつも楽しそうに、傷付いていないだろうと緩いツッコミを入れ。名前の案は普通の女子なら嫌がるだろう。だが、かなり乗り気の相手を見れば驚きつつも「 ありなんだ…んじゃ、着れば良いと思う。」と着れば良いと適当な返事を返し。一緒に作るかなんて聞かれても首をただ横に振り、眉間に皺を寄せれば「 いや…可笑しいでしょ、普通。」とやんわりとした断りを。自分が月島蛍なんて書いたTシャツを着ているところは想像できない、だが相手も似たような服を着ているなら少しだけ着ても良いと思ってしまい。不細工と言えないと言う相手には首を傾げつつ、綺麗な人には綺麗だと言うのに何故不細工な人には言わないのか、と疑問を持っており。気を付けるとしっかり反省の色を見せる相手には、怒る気は出ず。久しぶりにこういう素直に謝れる人を見たかもしれない、そう考えれば「 別に謝らなくても良いし。」と首をブンブン横に振り謝られることに戸惑いすらを感じ。嬉しそうに礼を伝えられればこんなんで良いのかと不安になるものの、本当にわからない人だと面白く思いクスと少しだが微笑みを浮かべて。優しいと意外すぎる返事にはさすがに驚くが褒められているのだろう。そう確信すれば「 どうも。」と素直に御礼をし。こういうタイプの人には素直に接した方がよいのだろう、そう考えた結果、自分には意外すぎるシンプルな御礼を伝えて。OKを聞けば表情こそ変わらないものの若干嬉しそうに「 面倒だったらいいから。」と付け加え。 ）