彼岸街で会いましょう(妖怪/異能/恋愛/初心者・途中参加歓迎)

彼岸街で会いましょう(妖怪/異能/恋愛/初心者・途中参加歓迎)

語り部  2020-09-12 10:14:44 ID:1662111e6
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あら、新しいお仲間さん?それとも、お客様かしら?
此処ーーーそうね、彼岸街は、私達妖怪が集う街。
普段は閉じているのだけれど…。
年に数回だけこの街と生者の街が交わってしまうの。
残念ながら、この街に迷い込んだ者は出られない規則。
そう、妖怪も生者もこの街に囚われたまま。
……ふふ、怖がらないで。
此処は、良いところよ?
いつか微睡が来る時まで、私達と一緒に遊びましょ?



ーーー彼岸街は眠りについている
彼等が目覚めるまで、もう暫しお待ちをーーー

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  • No.1 by 語り部  2020-09-12 10:27:29 ID:1662111e6

【??attention??】
・当サイトの規約やマナーは守りましょう
・1人につき4キャラまで可能です
・極端な病弱設定は控えましょう
・チート能力や過度な美化もお控えください
・ロルは30文字以上でお願いします
・1?2行終わるような豆ロルもお控え下さい
・?してなどの言い切らないものよりは、?したと言い切るロルの方が好ましいです
・3L可能ですが、相手様のご都合も確認しましょう
・背後とキャラクターの会話は明確に分けて下さい

※その他、質問がありましたらお気軽にどうぞ?!

  • No.2 by 語り部  2020-09-12 10:35:08 ID:1662111e6

【世界観】
妖怪と呼ばれる妖が集う街ーーー彼岸街。
此処では、様々な妖怪が自由に暮らしている。
現世と隠世の間に存在するこの街は、微睡そのもの。
触れられないが、触れられるところに存在する。
常に夕暮れであることから暮れ街と街人は呼んでいる。
年に数回、暮れ街と現世の波長が合う時…。
現世のニンゲンが街に紛れ込むことも。
ーーー来る者拒むべからず。
誰かが作った規則を基に彼等は迷い人を歓迎するだろう。
迷い人が夕暮れに溶かされるその時までーーー

  • No.3 by 語り部  2020-09-12 11:03:52 ID:1662111e6

【用語解説】
○暮れ街
彼岸街のこと。常に夕暮れに染まっており、暮れ街と名前がついた。一昔前の古風な民家が立ち並び、遊郭や茶屋など店もお江戸に近い雰囲気。広大な土地があるが、謎の霧が発生しており、全容を見回すことは困難。

○暁門
新しい妖怪が最初に訪れる場所。暮れ街の南側に位置する。妖怪達にしか通ることができない。此処をくぐれば、暮れ街に入ることができる。入ったが最後、暮れ街からは出られない。

○夜門
ニンゲンが最初に訪れる場所。暮れ街の西側に位置する。人間にしか通ることができない。此処をくぐれば、暮れ街に入ることができる。入ったが最後、暮れ街からは出られない。

○三日月通り
様々な店が立ち並ぶ大通り。妖怪には必要ないのだが、食べ物を扱う店が比較的多いのは謎。仕入せずとも、皆が寝静まった頃に商品が揃うので、商売に困らない。

○望楼郭
暮れ街最大の遊郭。余りにも大きいため、男娼に近いものも存在するとか。性別関係なく立ち入ることが可能。遊女や遊男贔屓の遊郭であるため、通い詰めないと話せない、触れられない、仲良くなれないなどの難しさはある。まさに大人の遊びが楽しめる場所。労働環境は最高らしく、遊郭から離れない者が多発している。

○月見荘
ニンゲン専用の宿屋。鈴を押すと、何処からか食べ物や飲み物が支給される。お出かけ中に勝手に掃除されるため、ゴミ屋敷になることはない。

○星楼
様々な温泉が湧く湯屋。サウナやマッサージ専用ルームなどが完備されており、ここで一息つく者が多い。女性に嬉しい効能も多く含まれているため、女性客が多い印象。

○時計塔
夕暮れに覆われている街に時間を告げてくれる存在。どのような原理で動いているかは不明だが、正確に時を刻んでいることは確か。

  • No.4 by 語り部  2020-09-12 11:08:04 ID:1662111e6

【PF】(妖怪専用)
名前:
性別:
年齢:(見た目年齢だけでOK)
種類:(妖の種類)
能力:(一つまで)
職業:
容姿:
服装:
性格:
備考:
台詞:

  • No.5 by 語り部  2020-09-12 11:09:12 ID:1662111e6

【PF】(ニンゲン専用)
名前:
性別:
年齢:(不明禁止)
職業:
容姿:
服装:
性格:
備考:
台詞:

  • No.6 by 雪也  2020-09-12 11:39:35 ID:1662111e6

【PF01】
名前: 雪也(ユキナリ)

性別: 男

年齢: 28

種類: 雪女

能力: 乙女の息吹
息が吹雪となる。軽い溜息程度であればかき氷を量産できるイロモノ能力。

職業: 氷菓屋(店名:雪月花)

容姿: 月白のベースに空色と白藤色のメッシュが入った短髪。さらさらした質感のため、髪を纏めるのが難しい。祖母にもらった青藤色の髪留めで前髪を上げている。常に眠たそうに垂れている白藍の瞳に泣き黒子が2つ並んでいる(左目のみ)のが特徴。一族特有の透き通った真っ白な肌を受け継いでおり、顔だけ見れば儚い印象がある。首から下はかなり鍛えた体であるため儚さのかけらもない。たっぱもあり、力仕事はお手の物。

服装: 瑠璃紺の着物を胸元が大きく見える形で着崩している。帯と下駄は常盤色でお揃い。

性格: マイペースかつ気分屋。一応責任感は強いため、頼まれた仕事はしっかりとこなす。それ以外は適当。

備考: 溜息量産マシーン。特に憂うことはないのだが、気がつくと溜息をついている。そのため、天然のかき氷が量産され続ける。妖のちびっ子達には人気のため、たまに雪を量産して遊ばせている。何処で何を間違ったのか、女家系である雪女の遺伝が男の自分に凝縮されてしまったため、割りと早い段階で暮れ街に移動してきた。たまたま雪也の家系が脳筋一族だったため、知らないうちに本人もゴリラにされた。と言っても、程よいマッチョなため、ゴリラらしくないゴリラではある。

台詞:『雪女の雪也だ。よろしくな』 『らっしゃーい。頼まれてた氷、そこに置いてあるぞ』 『あのゴリラ……こんなもん運んでたのか…』

  • No.7 by 雪也  2020-09-12 11:40:21 ID:1662111e6

ーーーーーーレス解禁ですーーーーーー

  • No.8 by 出雲  2020-09-12 12:00:13 

参加希望です。

名前:出雲(イズモ)

性別:男

年齢:15

種類:龍

能力:零度の?
凍える?の吐息を吐く。?に包まれているというのに凍えるような寒さに襲われる。

職業:駄菓子屋(店名:夕闇堂)

容姿:風にさらさらと揺れる、柔らかな明るい茶色の短髪。瞳はどことなく子供っぽさがある大きな二重瞼の黒。肌は色白で、顔立ちはまだ愛くるしいが少しだけ大人びた少年。体格は小柄ですらりとしている。

服装:頭には古ぼけた茶色の鳥打帽を被っており、服装はシャツにズボンとハイカラ。裏地が鮮やかな蘇芳色の矢絣模様のマントを羽織っている。

性格:見た目に似合わず古くさい言葉遣いをする少年。面倒見が良く穏やか。

備考:見た目と喋り方が全く合致しない不思議な少年。暮れ街で小さな駄菓子屋を営んでいるが、いつも店にはお手伝いの猫又が一人いるばかり。本人は後ろの籠に大量の駄菓子や趣味で描いている紙芝居を詰んだ自転車を押し、一日中街中を歩き回っていることが多い。一人称は「僕(やつがれ)」。世話焼きであるため、気付くとちびっ子の面倒を見ていることが多い。紙芝居は人気らしい。

台詞:「僕は出雲。宜しく頼むよ。」
「ははっ、紙芝居を見たいのかい?任せてくれ給え、少年。何が見たい?」「紙芝居の後に駄菓子はいらないかい?」

  • No.9 by 雪也  2020-09-12 12:29:17 ID:1662111e6

>8 出雲様
(/PF確認しました。不備はございませんでしたので、お好きなタイミングで始めてください。)

  • No.10 by 出雲  2020-09-12 12:47:35 

(ありがとうございます。まだまだ稚拙なロルですが、どうぞ宜しくお願いします。)

>all

「さあ、見たい子は寄っておいで。紙芝居の時間だよ。」
(然程大きくはないが、若々しく透き通っているよく通る声が街中に響いた。三日月通りを進む自転車の鈴の音が声を追うように鳴り、茶色の古ぼけた鳥打帽を被り、マントを纏ったハイカラな少年が自転車のスタンドを小さな空き地に降ろす。彼は自転車の後ろの籠から古い字体で「夕闇堂」と刻印してある紙芝居の箱を取り出すとそれを小脇に抱え、透き通った声でそう叫ぶと遊んでいた数人の子供達が彼の周りへと群がり、紙芝居を急かすように各々が彼の羽織っているマントを引っ張ったり、貧乏揺すりをしたりと彼の紙芝居が待ちきれない様子だった。)

  • No.11 by 参加希望者  2020-09-12 12:58:00 




中( 素敵なトピ!いきなりの参加希望とPFを提出を同時にしてしまいましたが宜しかったでしょうか? )


【 名前 】林檎( りんご )
【 性別 】女
【 年齢 】10歳( 見た目年齢 )

【 種族 】化猫( ばけねこ )
【 能力 】化け
(( 使おうと思い使える能力ではない。○○になりたい!と強く願えば一時の間何かに化けれたりする。活躍所は特になし。))
【 職業 】林檎売り( 店名:林檎 )

【 容姿 】幼い子供のように真ん丸な目に綺麗なピンク色の瞳。髪の毛は二つ結びをしており髪の色は金髪。良いトコの御嬢様の子、みたいな格好をしている。肌は雪のように白く身長は147cm、体重は33kgと子供のような体型をしている。頭から猫の耳のようなものが生えている。

【 性格 】おとなしく真面目。だが小さい子と勘違いされるとガチギレする。相手を小バカにしたりすることが多いが実は友達が欲しいらしい。長い小説や資料が大好きでいつも手には分厚い本が抱かれている。

【 服装 】ロリータな雰囲気な物を着ていることが多い。

【 備考 】一人称が「 りん 」。二人称は「 貴様 」や「 名前 」。仲良くなると意外と甘えたりすることがある。殆ど毎日見晴らしのよい場所で本を読んでいる。
【 台詞 】
「 うるさいです、りんは立派な女性です!! 」「 小さい子と比較なんてしないで下さらないですか? 」


 

  • No.12 by 雪也  2020-09-12 13:12:12 ID:1662111e6

>11 林檎様
(/PFとご参加確認しました。不備はございませんでしたので、ご自由に始めてくださいませ)

  • No.13 by 雪也  2020-09-12 13:32:05 ID:1662111e6

>10 出雲様
夕暮れの独特な風が店に吹き込み、小ぶりな風鈴を鳴らす。何処か人肌の温もりを感じさせるそれは、悪戯に肌を撫でては夕暮れに溶けていく。嗚呼、今日は店を休みにしようかなどと微睡に身を任せれば、子どもの声に混じったあの音が聞こえてきた。
『そうか、もうアレの時間か…』
気怠げに身体を起こし、賑やかな子どもの声と鈴の音を辿る。いつもの決まった時間に始まる夢物語。娯楽に溢れたこの街で唯一色褪せない楽しみを心待ちにしている自分に気づいたのはいつの日か。はしゃぎ回る子ども達の邪魔をしないように一番後ろの列に座れば、当たり前のように頭と両肩、組んだ脚に子どもが乗っかっているのもいつからか。
『お前達、ちゃんと静かに聞くんだぞ』
意外と低い音は耳に届きやすいもので、地を滑るような低音を発すれば大きくなくとも子ども達に届く。自分の低音では紙芝居を読むには情緒の足りない声だなと、彼の明るく透き通る声に想いを馳せた。

  • No.14 by 雪也  2020-09-12 13:32:05 ID:1662111e6

>10 出雲様
夕暮れの独特な風が店に吹き込み、小ぶりな風鈴を鳴らす。何処か人肌の温もりを感じさせるそれは、悪戯に肌を撫でては夕暮れに溶けていく。嗚呼、今日は店を休みにしようかなどと微睡に身を任せれば、子どもの声に混じったあの音が聞こえてきた。
『そうか、もうアレの時間か…』
気怠げに身体を起こし、賑やかな子どもの声と鈴の音を辿る。いつもの決まった時間に始まる夢物語。娯楽に溢れたこの街で唯一色褪せない楽しみを心待ちにしている自分に気づいたのはいつの日か。はしゃぎ回る子ども達の邪魔をしないように一番後ろの列に座れば、当たり前のように頭と両肩、組んだ脚に子どもが乗っかっているのもいつからか。
『お前達、ちゃんと静かに聞くんだぞ』
意外と低い音は耳に届きやすいもので、地を滑るような低音を発すれば大きくなくとも子ども達に届く。自分の低音では紙芝居を読むには情緒の足りない声だなと、彼の明るく透き通る声に想いを馳せた。

  • No.15 by 雪也  2020-09-12 14:00:21 ID:1662111e6

>ALL

『はぁ……』
顔だけ見れば儚い男が溜息を吐く、何処か消え入りそうな光景。ただ、少しアングルを引けば分かる男の異質さ。筋肉質な男が口から吹雪を吐きながら、子ども達と全力で雪合戦を楽しむ脳筋な姿は、何処からどう見ても儚さのはの字もない。あるのは大人気なく子どもを雪玉で落としていく男と男に一泡吹かせるべく団結した子ども達のむさ苦しい戦い。
『どうしたァ、お前達!俺に勝つんじゃなかったのかァ?』
最早いつもの気怠げな面影すら見当たらないギラギラとした瞳の男を止められるものはいない。周りの大人達はというと、微笑ましい"子どもたち"の遊びを見守っていた。

  • No.16 by 出雲  2020-09-12 14:17:03 

>雪也様

「分かった分かった。それじゃあ、始めるとしようか。今日は常世と現世の狭間に迷い込んだ人間の青年の話をしよう。」
(彼は自分のマントを引っ張ったりして急かす子供達に目を細め、口角を緩やかに持ち上げると彼等の頭を優しく撫でてぽんぽんと頭を叩くと箱から「御堂彼方」と題のある一冊の紙芝居を取り出す。それを見た子供達の内の数人は先程までの騒ぎっぷりが嘘のように静かになり、ちょこんと礼儀正しく彼の周りを取り囲むように座って聞く姿勢を取ると彼は満足そうに微笑み、「それでは、愉快な紙芝居の始まり始まり…」スタンドを降ろした自転車に凭れ掛かりつつ捲る紙芝居の和紙が擦れる微かな音、明るく透き通ったよく通る声が響いた。「昔々、一人の人間の青年が常世と現世の狭間に迷い込んだ。彼の名は御堂彼方…」紙芝居を一枚捲れば、そこには色鮮やかな違う世界が広がっている。子供達は彼が紙芝居を読み始めるとその鮮やかな世界に想いを馳せるように、きらきらと輝く瞳でその世界を見つめた。)

  • No.17 by 雪也  2020-09-12 15:01:04 ID:1662111e6

>出雲様

『御堂彼奴……』
常世と現世の狭間に迷い込んだ青年の話と彼の滑らかな声が耳に届く。しん、と静まり返った空間で実際にあった話か、それとも彼の中に生きる夢物語なのかと思考を巡らせてみるが、邪推だと思い直し、目の前の紙芝居に集中することにした。どうも歳を重ねると純粋に物語を楽しめなくなるようで、取っても得しないものは歳のほかにあるまいと心の中で一人苦笑する。ぎゅっと肩やら頭やらを握る手に力を込める子どもたちを微笑ましいと感じつつ、己もついつい肩に力を入れて聞き入ってしまう。嗚呼、鮮やかな景色が紙いっぱいに広がっていくような華やかな世界が好きなのだと改めて実感した。和紙を捲る心地よい音と彼の透き通った声に耳を傾けながら、鮮やかな世界に飲み込まれていった。

  • No.18 by 月待  2020-09-12 15:02:24 ID:1662111e6


名前: 月待(ツキマチ)

性別: 男

年齢: 32

種類: 鵺

能力: 怨恨の叫び
特定の人物(1人のみ)を万病に至らしめる。薬や祈祷でも治すことはできない。

職業: 薬屋(店名:月光)

容姿: 黄茶のベースに黄櫨染と芝翫茶のメッシュが入った癖のある長髪。腰まで伸びる髪を緩く肩の位置で縛り、右肩の前に流している。金糸雀色の瞳は蛇のような瞳孔が特徴的。腰の位置から成人男性の腕ほどの太さがある千歳緑の蛇が伸びており、月待の身体に巻きついている。瞳は月待と同じ金糸雀色。

服装: 鶯色の着物に白橡の羽織をかけている。

性格: 穏やかで愛情深い。だが、愛情深いが故に裏切られた際や傷つけられた際に生まれる憎悪は人一倍強い。色恋沙汰には疎いピュアおじいちゃん。

備考: 雪也が暮れ街に来てからずっと面倒を見てきたため、雪也とは数十年の付き合いになる。他にも街に来たばかりの妖怪に世話を焼くことが多く、新参者たちからママと呼ばれているのは秘密。かなり昔、深く慕っていたニンゲンに裏切られてからというものニンゲンに苦手意識を持っている。苦手なだけであって、打ちとければ普通に世話を焼くため、人に対する壁は薄い方。

台詞: 『月待だ。儂の薬はよく効くって噂だよ』 『あんた鵺って知ってるかい?……まぁ、知らなくてもいい言葉さ』 『何だい、あんたまた転んだのかい?仕方ないねぇ……ほら、おいで』

  • No.19 by 出雲  2020-09-12 15:19:23 

>雪也様

「…しかし彼は、妖達に惜しまれながらもその街を後にして現世へと戻っていったとさ…めでたしめでたし。」
(暫く彼は紙芝居を読み進めていたが、最後の一枚を捲ると穏やかに締め括り、紙芝居を箱に収納するとぱたんと箱の蓋を閉じる。子供達の中からはまだ紙芝居を読んでほしいとでも言いたげな不満の声も漏れていたが、「今日の紙芝居はここまで。また明日来てくれ給え、少年達。いいね?」彼にそう言われれば不承不承ながらも子供達は頷き、帰ろうとする子供と待ちきれないのか後ろの籠に手を伸ばす子供が現れた。「そうだそうだ…忘れていたよ。駄菓子が欲しい子はおいで。」彼はそんな子供を見て思い出したかのように籠に入っているもう一つの箱に詰まれた大量の駄菓子をどさりと地面に置く。帰ろうとしていた子供達も、手を伸ばしていた子供もその箱の前に群がると思い思いの駄菓子を手に取って彼に差し出す。「練り飴は100円、煎餅は30円…君は130円くれるかい?そっちの子はふ菓子に飴…80円だね。君は…」大量の駄菓子を前にして目を輝かせている子供達の群れには似つかわしくない、筋骨たくましい男性がいることを目に留めると彼は頭に被っていた、古ぼけた鳥打帽を取ってぺこりと頭を下げた。)

  • No.20 by 雪也  2020-09-12 15:40:58 ID:1662111e6

>出雲様
『……はぁ…』
現世に帰っていく少年を惜しむ妖達の姿を思い浮かべ、熱くなる目頭を押さえる。長く生きたおじさんにとってはちょっとしたことでも大号泣イベントになりかねないから気が抜けない。子ども達よりも深く物語に魅入ってしまったのだろう。「雪おじじ行かないの?」と頭に乗っていた子どもに頭をぽんぽん叩いて催促されたことで、漸く紙芝居が終わったことに気づく。溜息によって生まれた小さい雪溜まりで遊ぶ子どもたちを引っ掴んで駄菓子の列に並ばせれば、目にも止まらぬ速さで駄菓子に向かっていった。
『嗚呼、こんにちは。今日も楽しい紙芝居だったよ』
こちらに気づき、ぺこりと頭を下げる男に倣い、軽く会釈をする。いつものように紙芝居の感想を述べ、子どもたちの邪魔をしないように駄菓子を選んでいく。紙芝居のお礼にと、練り飴を2つと煎餅を1つ買い、両肩と頭に乗っている子どもに渡すと、「雪じぃずるい!僕のも取って!」 「あたしも!」と中々駄菓子に辿り着けない子達に囲まれてしまった。

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