異形頭さん 2020-09-12 07:49:16 |
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>ライム&ローカ様
「…あ、おはよ…二人共。」
(フィリップは夏場の花のように表情も態度もしょんぼりと萎れたまま元気のない挨拶を返し、左手をゆるく持ち上げる。ステラは「おはよう。」とでも言うかのように右手をひらひらと振って首を傾げるのに合わせ、絹のような長いブロンドが揺れた。一方ツヴァイは「おや、ライム様にローカ様ではありませんか。おはようございます。」相変わらずの柔らかな物腰でティーポットの蓋を押さえたまま頭を下げたが、ステラは挨拶が済むとぴょんぴょんと兎のように洋館を飛び跳ね、厨房の方へと消えていった。しばらくすると「…何ダ…ステラ。遊ンデ、欲シイノカ?…ツヴァイニ…分カッタ、分カッタカラ…。」煩わしそうなシャドルの声が厨房から微かに響いて消えた。)
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