小説家 2020-09-10 23:38:09 |
通報 |
……褒められているんだか貶されているんだか、
(相手の言葉を聞きつつ、自分の性格を好きだという相手はやはり相当の変わり者だと思いながらもほんの少し肩を竦めて見せただけで、それ以上は言及せず。最後の一切れを口に運び緑茶を飲み干しては、湯飲みを机に置いて。買い足すべき物は何かあっただろうかと暫し考えを巡らせるも、インクも原稿用紙も今は足りているし、特段不足しているものは無く首を振って。執筆に戻ろうと文机に向かった所で、相手に頼もうと思っていた事を思い出し、盆を持って立ち上がった相手を振り返り。)
──悪いけど、帰ったら肩揉んでくれるかい。どうも此の所肩が凝ってしょうがない。
トピック検索 |