時の政府の犬 2020-09-05 17:39:51 |
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>>山姥切国広
(カツンカツンと小石の転がる音が暗い夜に響いた。じっと息を殺し、小さな声の後、布が擦れる音が小石と同じ方向へ動く気配_今だ。なるべく音を立てずに、廊下をそろそろと反対方向へ進むように壁伝いに一歩ずつ_今、直接出口へ向かうのは危険だろう、誰がいるかわからない、どこから見られているかわからない。今は大人しく待って、隠れて、そうして逃げよう。近くの部屋は書庫だったはずだ、そっと引き戸を開け少しの間中に隠れよう。仲間だった、強くて信頼していた相手を騙すような真似はしたくなくとも_)
>>松井江
(手紙を読んだ後、慌てて外へ出たところで嫌に静かな本丸に気が付いて_怖くなり、近くの物置に入り込んだのは数十分前のことだ。何人かが前の廊下を通り『主』と呼ぶ声を聞いた、その度に怖くて息を詰める。場所を変えようと思っていたタイミングで聞こえた声は甘く優しいものだ。つい先程まで、信頼のおける仲間だった_絆されてしまいたい、「…嘘つき」と小さく呟き、声の主を確定させようと扉の隙間から廊下を覗く_誰かがこちらに来るのが見えた瞬間に、物置の奥の別の扉から反対方向へ逃げるつもりで、)
(/pfのご提出ありがとうございます!早速絡ませていただきました!お気に障るようなことがございましたら、何なりと仰ってくださいませ。引き続きよろしくお願いします!)
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