「は、……やる気なんだ」 「いいじゃん、嫌いじゃないよ、そういうの」 (びり、と空気が変わったのを感じた。彼の煽りに乗るように、此方も怪しげに口角を上げる。リーダー格の高校生はまだ見守っているらしい。そう簡単に一颯は返さない、とリーダー格の高校生は雑に一颯の身体を引っ張って引き寄せる。三人のうち、下っ端であろう高校生二人が鉄パイプ片手に、同時に襲いかかって)