……、はぁ…っ、はぁ… (なぞられた跡に、びくん、と耳が動き。くすぐったい、というよりも感じたことのない不思議な感覚が身体全体を襲う。かなり体力を使ったのだろう、荒い息を溢し、ベッド上で横になったまま虚ろな瞳で彼の方を向く。今日は“初めて”が多すぎる、上手く起き上がる力が入らずにいて)