2020-08-23 21:10:29 |
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>大和守安定
っ!……駄目だ、開きません。そもそもこの扉、鍵なんて付いていませんし。
(相手の示した赤い着物に気を取られているうちに扉が動く音を聞けば、はっと振り向き扉に飛びつくも間に合わず、扉は目の前で完全に閉まって。経年劣化で建て付けの悪くなった扉が勝手に閉じたという可能性に賭けて、取手を掴んで押し引きしたり体当たりしたり、最終的には力任せに扉を蹴り飛ばすがびくとも動かず、諦めたように相手に伝え。「籠の鳥が2羽……なんて言っている場合ではありませんね」一つため息をつき、まずは着物の方をどうにかしようとそちらに目を向けて)
>髭切
勿論。好きに暴れてくださって結構ですよ。貴方、そういうの得意でしょう。
(本能なのか彼の気質なのか、見ず知らずの妖を前にひどく高揚している彼はまるで獣のようで、味方ながら空恐ろしくもあるが、やはり頼もしく。とはいえ、彼に任せきりにするわけにはいかない。部屋が暗ければ彼が普段通り振る舞うのは難しいだろうし、もしも貴重な絵画が飾ってあるならそれを傷付けるのはよろしくないはず。ならば太刀である彼よりはいくらか小回りが利く、そして冷静でいられる自分が補佐を務めよう。「突入は貴方のタイミングで構いません」一言伝えると、抜刀の準備をして彼の斜め後ろに立ち)
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