2020-08-23 21:10:29 |
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>髭切
それもそうですね。鍛刀部屋ともなれば、ある程度の設備が必要になりますし……。
(もとから本丸になる予定の屋敷だった、という彼の説は腑に落ちるもの。木造で燃えやすい和風の屋敷ではないとはいえ、万が一火事が起これば大惨事なのは経験上分かっており、なるほどと頷いて。直後、不意にぞくりと背筋が凍りつくような感覚を覚えて立ち止まり。まるでこちらを誘い込むかのように開いている絵画鑑賞室の扉に目を向けると、確かにそこにはこちらへ視線を向ける”何か”がいるのを感じ取って、「良かったですね、髭切。貴方の見立ては正しかったようですよ」と軽口を叩きつつも視線は鋭く前方に向けたまま)
>大和守安定
……隠れていないで出ていらっしゃい。それとも僕らが怖いんですか?
(怪しい場所への討ち入りとなれば彼ら新選組の領分、先ほどまで怪異に震えていたとは思えない若い刀の姿にさすがだな、と感心しつつ、遅れをとらぬよう合図と同時に扉を押し開けて。大浴場へ突入すれば、まず湿り気の多い空気が肌を撫で、次いでかび臭い匂いが鼻をつき。周囲を見渡すも怪しい存在は見えず、けれども気配は先ほどまでよりもずっと強く感じ、いつでも抜刀できるよう己の本体に手を添えたまま挑発するように言って)
>鳴狐
これは……豪華なものですね。何かの痕跡でも見つかれば良いんですけど。
(小柄な彼の肩越しに客間の中の様子を伺うも、お供の狐の言う通り悪い気配は感じず、さらに扉を押し開いては数歩客間の中へ入ってみて。警戒は怠らないまま周囲を見渡せば、かつて客を迎えるために使用されていたのであろう西洋趣味の調度品の数々が質の良いまま並んでおり)
>鶴丸国永
良く使う場所……というと、鍛刀部屋や手入部屋でしょうね。
(自らの本丸の普段の彼と変わらない、余裕のある口ぶりの彼に最初の調査場所を提案し、「ここがどんな本丸だったのかは分かりませんが、真っ当な本丸であるのなら、これらの部屋を使わなかったはずはないでしょう」と付け加え。もっとも真っ当な本丸でない可能性は十分にあるけれど、とは口に出さず、含みのある笑みだけ浮かべて)
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