2020-08-23 21:10:29 |
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>鳴狐
うん。それじゃあ目的も決まったところで、早速行こうか。
( 夜空の星が瞬くように瞳を輝かせて、列車に乗るのを心待にする様子の彼達に薄緑の髪をもつ弟の姿を重ね合わせて。微笑ましげにゆったり笑っては、先導すべくホールと外を繋ぐ扉を開け。「 今のところ雨は止んでいるようだね。でも直ぐに降りだしそうな不安定な天気だ。 」雨特有の匂いに包まれた本丸の中庭に足を踏み入れると、掌を上の方へ向け空を確認し )
>宗三
それなら心配は杞憂だったね。絵画観賞部屋は…2階の奥か。──行こう。
( どんな相手や状況に遭遇したとしても絶対に大丈夫だと思える、そんな自信に満ち溢れる頼もしげに答えた彼に対し笑って返し。再度案内図に此処から目的の場所までの道のりをに目を通せば、彼の肩を軽く叩いて歩み始め。「 階段もそうだったけれど、廊下にも壁や照明に細やかな装飾が施されているね。この本丸の審神者は西洋の造りが好きなのかな。 」柔らかな明かりを放つ照明の装飾部分に指でなぞりつつ )
>大和守
──…うん、明るくなった。有難う。太陽や月の明かりが無い部屋だと、辛うじて人物の判断がつくぐらいしか見えないね。
( 夜目が効かない自分のために明かりを灯してくれた彼に微笑みお礼を述べれば、続いて書庫に入り。長年使われて無かった為か本の背表紙にまで埃がついてしまっている。それを手で軽く払い落とし、一冊の本を手に取ると「 これは…作物の植え方の手順と収穫の見極め方、収穫後に行う作業について書かれた指南書だね。僕の本丸でも持っているよ。 」パラパラとページを捲っては )
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