此処はとある異世界。この世界では、様々な個性ある種族がそれぞれの生活を送っている。生物たちは『異能』を持ち、『異能』を持たないものははぐれ者としての生活を余儀なくされる。『異能』を己の欲望のためだけに使う者、他人のために使う者、どちらでもない者。そんな者たちが作っていく物語。
『世界観と設定』
舞台は異世界。人間の作る王国に、活動し続けている火山、広大な海、来たものは帰れないと言われるほどの森林。この世界には謎が多く、森林などがあるにも関わらず一部の場所には生命の欠片さえ見られない。その区域は生き抜くために必要なものが一つもなく、ただ暗く、何故か光が射さない。懐中電灯も松明も、点けた瞬間に消えてしまう。通称『死場』である。『死場』を覗けば、ほぼ全ての区域に生命が存在する。
『組織』
この世界には組織は二つ。それ以外は無所属、一般市民として数える。二つの組織は敵対関係にあり、血で血を拭う争いを続けている。組織は『マフィア』と『自警団』の二つで、最初は『マフィア』から説明しよう。『マフィア』は一人のボスと、五人の幹部、他構成員で出来ていて、『異能』の有無に関係せず、入りたいと言うものは最初に試験をしてから入れている。その目的は謎に包まれていて、ボスの素性も未だに分かっていない。続いて『自警団』だが、彼らはマフィアを倒すという目的のもと動いていて、彼らには基本的に組織内での身分というものはなく、隊長と副隊長以外は全員ただの団員となっている。マフィアを倒す、というものは一つ目標みたいなものであり、普段は暴動の鎮圧、要人警護、調査など幅広く仕事をしている。分かっていることは、どちらも互いの正義を求めて動いているということだ。
/レス禁