[募集│Bang Dream!女子]─皆と出会った事がオレの世界を彩った─｡[内容:NL]

…イヤ､大したことじゃないけど__取り敢えず出なきゃな､そして近い…｡
(大袈裟にギターケース愛でる様に気圧されながら不意に満面な眩しい笑顔で詰め寄る相手に謙遜しつつ"名前も知らない人"という響きにツッコミかけるが邪魔にならない様に部屋から出んと促しつつ距離感に指摘述べ)

あ、うん、それもそうだね、ありがとうございましたー！
(距離感に関する指摘は普段から誰に対してもこんな調子の己には響かず大したことではないことのように首を傾げるが、この場所が駅員室でありこれ以上居座って駅員の仕事の邪魔になってはいけないと思い到れば外に出ようという彼の提案に頷き、ようやく顔を離せばギターケースを背負い直し、駅員たちへの感謝を元気よく口にしながら駅員室を2人で出て)

失礼しました｡__もう置き忘れるなよな｡ギター自体安くないんだし､質屋に持ってかれたら終いだぞ…んじゃ｡(一言述べて扉を閉めれば鞄担ぎ直しては相手のギターケース指差しては高価な品には違いないのだから盗難対象に入ると注意した後その場離れようと背中向けて)

うっ…そうだよね、気をつけるよー…
(鋭い言葉に苦笑しながらも確かに今回はたまたま親切な人に拾ってもらえたから良かったようなものの、考えたくはないが悪い人に拾われていた場合二度と大切なギターが手元に戻ってこなかったということもあるかもしれないと彼の言葉で理解すると二度とこんなことはないようにしようと自分自身にも言い聞かせるように頷き、背中向けて去っていこうとした相手の袖口をつかまえて)

__んっ､何？……｡(今後気を付ける様子を耳で聞きながら確認し帰ろうとする瞬間袖口掴まれ歩みを止められては何か用かと云わんばかりに振り向き)

えっとね、やっぱりちゃんとお礼をしたいなーって、私たちバンドやってるんだけどもし良かったら私たちのライブ観に来てよ、今週末の土曜にも18時からギャラクシーってライブハウスで演奏する予定だから
(振り返ってくれた彼の顔をにこやかに見上げながら用件を告げれば袖口を掴んでいた手を離すとそのまま両手で相手の手を包み込むように握って「ポピパの戸山香澄の紹介だって言えばわかるはずだから！」相手からの返事を待たずにそう捲し立て言うだけ言うと手を振りその場を去っていき)

は？ちょっ､オイ__……ガールズバンドか､まっ…見に行くぐらい良いか｡
(笑顔でバンドのライブ招待すると言われ少し手を握られたり小さく驚きつつも駆け足で去る相手に呆気に取られては感触残る掌を眺めれば何か思い出して表情に少し曇らせるが無視も悪いかと考え行く決心をし)

あの人は来てるかなー？……あ、うん、前に話した私のギターを拾ってくれた人！
(ライブの当日、楽屋で出番を待ちながらいつもよりもほんの少しだけソワソワしていると、独り言が聞こえたらしいたえにあの人について言及されると、この間ギターを忘れてしまった事件についての顛末はメンバー全員が周知していることで、彼がライブに来てくれるかもしれないとも話してあったため素直にそう答えて)

__ほぼ女子しかいないせいか､浮いてないよな？俺｡──来たは良いけど大分時間余ってるな､どうしよ…｡
(約束通りサークルに訪れ施設内少し物色しながら客層見れば大半女子ばかりで自分だけ男のため目立ってないかと考えつつ時計見ればどう時間潰すか考えながら歩き)

…わあ、今日もたくさんお客さん入ってるね、テンション上がるー！……あっ、おーい！…えっと、名前も知らない人ー！
(待ち時間が退屈で、楽屋から出て今日の客の入りを見に来て、そこで偶然にも一人でぼんやり歩いている彼の姿を見つけると、子犬が飼い主を見つけて尻尾をぶんぶん振るがごとく手を大きく振りながら駆け寄っていき、名前を呼ぼうとして結局自己紹介もしていなかったことを思い出して再び名前も知らない人と呼んで)

__ッ､大野だ！大野千彰！……名前分かんないなら分かんないでそれで呼ぶな｡(自分を呼ぶ聞き覚えがある女子の呼び方に肩からガクッと脱力しては振り向いては改めて自分のフルネーム高らかに告げては溜め息漏らし)

ごめんごめん、千彰くんだね。…それより私たちのライブに来てくれて本当に嬉しいよ、最後まで楽しんでいってね今日はみんなのため、千彰くんのために精一杯歌うから！
(呼び方について叱られるとあまり悪びれた風でもなくヘラッと笑いながら相手の名前を覚え込ませるように復唱しバッチリ覚えたと親指立て、相手がライブに来てくれて嬉しいと明るく微笑み、今日は相手への感謝も込めて歌うからと力いっぱいに口にして)

‥その台詞､すげー小ッ恥ずかしい響きなんだけど｡──まぁ､そうさせてもらう｡他のメンバーもちょっと気になるし‥｡
(天真爛漫な笑顔で言い放つ言葉に中々のポジティブさだなと思いながら若干素っ気ないが歓迎する台詞を受け入れつつ相手はルックス的にはかなり美少女なため他のメンバーはどうかと思いつつ告げ)

ポピパのメンバーはみんな私の自慢の仲間たちだからきっと千彰くんも気にいると思う！……じゃ、じゃあ私はそろそろ行くね！今いくよー！
(自分にとって友人でありバンドメンバーでもある他のメンバーへの関心があると聞けば自分のことのように嬉しそうにして、相手との談笑を楽しんでいると出番が近くなり痺れを切らしたメンバーが迎えに来て少し慌ただしくしながら相手の前から手を振り立ち去ってそちらへと駆けていき)

おう､じゃな｡…仲良さそうだな､さて──｡
(遠巻きに相手を呼ぶ声に電車内にいた金髪ツインテールな有咲だと名前は分からないが気付き出番近付いたようで別れた後自分も観客席に向かい始めて)

皆さんこんばんはー！Poppin'partyです！
(今日はライブの大トリとしての出番が与えられており、多くのファンの声援に迎えられてギターを肩からかけてメンバーと共にステージ上へ現れて、他のメンバーとの掛け合いを交えながら挨拶をして「それでは一曲目聴いて下さい、二重の虹」MCの合間に時折巻き起こる観客の笑いなどもあって終始緩い雰囲気のまま一曲目に入り、その後続けて『ディアドロップス』『キズナミュージック♪』を披露して大盛況のままライブが終わって)

‥‥───‥‥｡
(最近ガールズバンドがかなり活気付いているという話を小さく思い出しながら他のメンバー達にも目を向けつつ歌い始めた様を見て一人大人しくライブ見物してあっという間にライブ終了しては続くようにステージ外に出て自販機で飲み物を飲み)

はぁー、今日もみんなすっごく盛り上がってくれてたねー……あっ
(観客が一体となって盛り上がってくれて、大成功と言っても差し支えないライブが出来たことに満足げに他のメンバーと共に話しながら楽屋から出てきて、客も大半が帰って人もまばらな中に自販機の前で飲み物を飲んでいる見覚えのある背中を見つけると他のメンバーへと先に帰っててと告げると「おーい、千彰くーん！」手をぶんぶん振りながら一目散に駆け寄っていき)

‥‥､──あのよぉ‥言い忘れたけど､あんま下の名前叫ばないでくれんか｡……女子みたいな名前で恥ずいんで｡(飲み物で水分補給する最中自分の名前高らかに叫び駆け寄る足音にガクッと背中反らし気味に脱力し此方から数歩自分からも近寄れば自分の名前に対するコンプレックスあること囁くように伝えてはヒソヒソ告げ)

えー、そんな恥ずかしがる必要のない素敵な名前だと思うけどなー…あっ、それより私たちのライブ見てくれてた！？ステージから見えるかなって思ったんだけど見つけられなくて
(女の子っぽい名前で恥ずかしいという彼の感性にはあまり共感出来ないようで、そういうものなの？ととぼけたような表情でキョトンとして首を傾げて。そんなことより、と相手の訴えに対する返事はうやむやなまま今日のライブの話しへと話題を切り替えて、客の入りが多かったこともあって残念ながら彼を客の中からは見つけられなかったがもしも見つけられたらそっち側を見て手を振るなり笑いかけるなりしようと思っていたようで)