───。 (不意だったものでしばらく硬直する、いや、何せ、こういうのは初めてだ、自分の襟を掴み、あまつさえ引き寄せて口付けをするなど、万死に値する行為であり誰もやらないことだった。 故に笑うことも、怒ることも、殺意を向けることも無く、少しの間呆然としてしまう)