アル 2020-08-16 00:24:07 ID:b880c11d9 |
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──愚か者が、我相手にそこまで言って見せたのはエルキドゥとシドゥリ以来だ、貴様の行いは普段ならば許される事でもなく、即刻首を落としているところだが。
貴様に死ぬ覚悟があるのなら、我はもう貴様を見果てた、殺す価値さえ貴様にはない、故に、貴様が死ぬことは我が許さぬ、この我が見果てた女だ、他の誰にも奪わせん。
(正直言って、自分はこのマスターが気に入っている、それがどうだ、なぜ手放そうとしていた、財宝は須らく我のもの、手放したことなどなかった、それは失うことがなかったからだ。
失う財宝というのは使い尽くせぬものである、それにマスターは当てはまったのだろうか、それは知る由もないが、とにかく、このマスターの命は首の皮一枚で繋がった)
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