奏歌 翔音 2020-08-14 23:38:38 ID:5762b1903 |
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>禁忌さん
「……禁忌はん…ウチ…鈍臭いからコレを友情の証としてくれんか………の意味でくれるんか考えすぎて分からんくなってもうた…
せやけど心がこもっとるんは分かる…初めてやこげなんもん貰ったん……ホンマに綺麗なお月様や…禁忌はんと同じ色で…輝いとる……ホンマに…おおきになぁ…」
禁忌さんの前半の言葉、そして渡された虹色の三日月型のアクセサリーを受け取ると手の中で様々な色彩の光沢を放つそのアクセサリーをじっと見つめていた。
自身はこんなにもちょろい妖だったろうか、いくつもの褒め言葉とこのアクセサリー…そして人類との共存を望みながら道を踏み外しそうになった自分を止めてくれた事が重なり禁忌さんがとても好ましく思えるようになった。
しかし先程の質問から察するに日常的な知識以外は詳しくないのかもしれない、だから友として褒め言葉などをくれた可能性もある。
…そもそもとして禁忌さんにも想い人がいるかもしれない…
そう考えると少しだけ心が痛むが貰ったお礼として贈り物くらいはしても良いだろう……。
「………ウチからも贈り物を渡すよ。ウチという存在を形作る霊力…その純粋な輝きを…禁忌はんが綺麗や言ってくれたウチの「色」と禁忌はんの素敵な「色」を…」
禁忌さんから貰ったアクセサリーを知佳はネックレスのようにして着用した、と言っても穴は開けていない、淡い光の霊力で作った紐を自身の首と繋げたのだ。
それに触れて少しだけ微笑むと両手を絡み合わせて閉じる、戦闘時とはまた違った集中の仕方をしながら手の中に霊力を放ち続ける、されど外には漏れぬように。
数分ほど手の隙間から淡い光を漏らしながら霊力を放ち続けていたが溢れる光が収まると両手を開いた。
そこにあったのは内部で緑と白…そして虹色の光を放つ球体がまるで星のようにして浮遊し続ける半透明の宝石だった。
秘めたる思いを込めたマーキースのような形状のそれを知佳の手から離れ禁忌さんの目の前で浮遊させる、コレが知佳の禁忌さんへの贈り物だ。
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