奏歌 翔音 2020-08-14 23:38:38 ID:5762b1903 |
|
通報 |
>遠藤香さん、斑鳩刹那さん
(『ようやく……か。』)
香の言う殺気を感じ取った禁忌の表情。
それはどこからどう見ても恐怖に怯える顔でもましてや身構える鬼気迫る顔でも無かった。
そこにあったのは瞼を閉じたままの不敵な笑み。
斑鳩刹那の登場を待ち望んでいたかの様な笑顔だった。
『確かに。だが何も問題は無い。予定通りだ。』
そう強く言い放つ禁忌はこれから正念場を迎えるであろうユーリに対して心からのエールを送るのだった。
(『あとは汝次第だ。ユーリ。』)
同じアルタイル内部
黒のローブにて禁忌とは離れた小さな一室のベッド。
ユーリはそこで今回の香との事について盛大な溜め息を着いていた。
(『………絶対に怒ってるよね。』)
感覚がリンクしている故の不可抗力。
とはいえ、ユーリも今回の1件がどれ程いけない事かなど理解している。
何故あの負の遺産を今まで放置していたのだろうか。
誰もが疑問に思うだろう。
禁忌に頼めば能力により掛けられた魔法の一つなどいつでも無力化出来るというのに。
(『刹那とそういう事がしたかった……………なんて口が裂けても言えないな。』)
そう考えながら瞼を閉じながら苦笑するユーリ。
>15691
その時突如首筋当たる冷たい感覚。
それがナイフだと認識するのは一瞬だった。
妙に耳に残る刹那の声。
その声色から目を開けなくても刹那が泣いている事が理解出来る。
そしてユーリは静かに、そしてゆっくりと瞼を開き首筋にナイフを当てる刹那に目を向けた。
『あの魔法は精神リンクによる強制。先程の1件が不可抗力と貴女が認識している以上私が臨んで使用した訳では無い、と貴女は認識していなければ矛盾が生じる。そして一つ目の疑問に対する私の答えは『出任せではない。』……っと言っても騒動直後の私がそう豪語しても説得力が皆無なのも事実。だけど先程の答えに偽りは無い……とだけ言っておく。最後にラストの発言に一言…………『貴女がそれを望むなら私はそれでも構わない。』』
刹那の嫉妬による殺気をまるで意に介していないユーリ。
その様子は最凶の禁忌が誕生した当初のAIを彷彿とさせるものがあった。
(一応ユーリに関してはローブにて退避しているのでアルタイル内部の別室にて刹那とやりとりしているという流れにしますのでお願いします。禁忌と香につきましてはユーリと禁忌の魔法を通しての思念通信で刹那の声を認識している、という設定にしますので併せて認識お願いします。)
| トピック検索 |