奏歌 翔音 2020-08-14 23:38:38 ID:5762b1903 |
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>真空家の皆様
シャロン「ああ、いい答えだな。仲間への愛情と妹への愛情……随分と尊いものだよ。晶、そうは思わないか?」
晶「………………っ!え、ええ」
ふふっと柔らかな笑みを浮かべ、シャロンも紅音さんに同意する。それは計画側の人間として仁さんの過去を微かに知っている……いや、その過去に関わらざるを得なかった者として、その答えを心底喜んでいるように見えた。
シャロンはそのまま晶に同意を求めるが、彼女は同意こそしたものの浮かない顔をしている。シャロンが疑問に思って口を開こうとした途端、突如爆弾は投下された。
晶「…………ね、ねえ紅音さん。……その、『守りたい』って気持ちとは別に『一緒にいると胸が痛い』とか『傍にいると離れたくなくなる』って気持ちがあるのは……これも『愛』なの?」
かなり気恥ずかしいのか、顔を紅くして尋ねる晶。それを見たシャロンは言葉こそ発しなかったものの、「駄目だこいつ…早くなんとかしないと」と某新世界の神を思わせる表情を浮かべている。そして紅音さんには、「私の孫がすまない。ここまで馬鹿とは思わなかった」という半ば執念によるテレパシーが届いているだろう。
>楓元舞華さん
晶「……やっぱり」
舞華さんのアドバイスに思う所があったのか、どこか納得したような表情を浮かべる。それと同時に太刀を受けようとするが、力や技術の差からあっという間に持っていた刀は弾かれてしまった。
弾かれた刀に体重を乗せていたせいか、手から刀が離れると同時にバランスを崩して倒れ込む。どしり、と壁に体を叩きつけられながらしゃがみ込むと、痛みに顔を顰めながら口を開いた。
晶「……負けたわ。もうここからは立ち去るし、貴女のお仲間様を傷つけることはしない。ただ願いを言うならば、その太刀について聞かせてほしいの。………………私も武器商人としてそこそこやってるけど、貴女の持っている太刀に似たものを見たことがないわ」
武器の製造に携わるものとして、量産品の武器なら製造元やその特徴を言い当てるぐらいは出来る。しかし舞華さんの武器に、自分の思い当たる節はない……もしや無名の傑作なのではないかと考え、駄目もとで尋ねた。
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