………湊くんが謝ることじゃないですよ。 (ごめんね、なんて謝られると、ふるふると首を横に振って否定して。両頬を包まれれば再び視線は戻され、相手を見つめ、笑顔を作り、勇気を振り絞って、「……湊くんで、いっぱいにしてほしい…。」と、大胆にも思える言葉を伝え。それから静かに瞼を閉じ、睫毛が影を落とし、相手の唇を待つように顎を少し突き出して)