……毎年、湊くんの隣に居たいです。 (相手の言葉が心に沁みて、キュンと高鳴りつつ、嬉しさから表情を崩して笑顔になり。テレビで流れている映画は一度見たことがあるもののうろ覚えで、真剣にストーリーに入り込んでいき。視界の端にいた彼の姿が揺れた気がして視線を向けると涙ぐんでいる様子で。心底愛しく感じ、テーブルのティッシュを手に取り、微笑みながら相手に差し出し)